シスコシステムズは3月11日、シスコの次世代 SDN(Software Defined Network)ソリューション「Cisco ACI(Application Centric Infrastructure(ACI)」が、NTTドコモの移動通信を担うLTEのネットワーク仮想化基盤に採用されたことを発表した。

ACIは、仮想化されたネットワーク機能の統合管理のためにアプリケーションプロファイルを組み込んだシスコの次世代SDNソリューション。専用ハードウェア、物理サーバ、仮想サーバ、またはコンテナベースのマイクロサービスに付随した機能を持っている。

ドコモ向けACIソリューションに期待される主なメリットとして、ドコモのNFVプラットフォームにリンクされたポリシーの適用によるネットワーク運用の合理化を行い、仮想ネットワーク機能の自動的な導入による効率向上がある。

また、導入タイプ(物理、仮想、コンテナ)に関係なくリアルタイムのモニタリングとアプリケーション可視性を提供するAPICによるネットワーク インフラストラクチャの管理とプロビジョニングの一元化が可能。

このほか、アプリケーション要件、ネットワーク復元、混雑期間に応じたネットワークインフラストラクチャの動的なリソース管理による加入者サービスの向上も期待できるとしている。