ゼンリンは11月30日、サイボウズが提供する Webデータベース型業務アプリ構築サービス「kintone」向けに、地図配信 API「拠点案内サービス API」の提供を開始すると発表した。

「拠点案内サービス API」は、同社の地図情報配信サーバより提供される「スムーズスクロール地図」を、より簡単に組み込むために開発されたツールで、「kintone」上でJavaScriptコードを記述するだけで、「kintone」には標準搭載されていない地図の検索機能として「住所検索」や「郵便番号検索」、「ルート検索」や「施設検索」などの地図機能を組み込むことができる。

「kintone」向け「拠点案内サービス API」の操作イメージ

「拠点案内サービス API」を連携することで、ユーザーが開発をせずに簡単に地図を導入可能で、「kintone」上で地図を使った顧客管理やルート検索が可能になるという。

また、「拠点案内サービス API」は、地図へのプロット方法や各種検索機能を拡張するなど、利用用途の拡大に合わせてユーザー側で別途開発が可能だという。

利用できるのは、「kintone」スタンダードコース契約会員で、価格は1社当たり月額10,000 円(税別)~。

ゼンリンは今回の提供開始により、これまで社内業務において地図の導入が少なかった中小企業をはじめとして、地図利用の拡大を見込んでいる。