NTTドコモとソフトバンクモバイルは4月30日、インタフェース技術「GotAPI(Generic Open Terminal API)」の普及活動や機能検討を行う「デバイスWebAPIコンソーシアム」を設立したと発表した。GotAPIは複数のウェアラブル機器やIoT機器を一元的に操作するスマートフォンアプリやWebアプリの開発を容易にする。
「GotAPI」は、ドコモが開発した「デバイスコネクトWebAPI」をベースに、2015年4月16日にOMA(Open Mobile Alliance)にて標準化されたインタフェース技術。
このAPIをインストールしたスマートフォンでは、サービス提供会社が提供するスマートフォンアプリやWebアプリから「GotAPI」に対応する複数のウェアラブル機器やIoT機器を一元的に操作することが可能となる。
4月30日時点で、会員企業は携帯電話事業者や機器メーカーなど計27社。同コンソーシアムでは、幅広く機器メーカーやサービス提供会社などへ参加を呼び掛け、様々な機器やアプリケーションでの「GotAPI」の採用を促進するほか、機器やアプリケーションの実用化に向けた開発支援や課題解決のサポート等、普及拡大に向け、取り組んでいくという。
なお、主要携帯キャリアとして唯一、同コンソーシアムに参加していないKDDIだが、「加入については検討中」(KDDI 広報部)としている。