JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、IPv6対応機器のセキュリティ上の課題の検証結果「IPv6セキュリティテスト検証済み製品リスト(2014/08/01)」を公開した。同リストは5月15日に公開したリストに、新たな検証結果を追加したものとなる。

JPCERT/CCでは、IETF発行のRFCやInternet draftsで指摘されている既知の問題から、企業がインターネット接続に使用するルータやL3スイッチなどのIPv6対応ネットワーク機器においてインターネット経由で攻撃が可能な問題を15項目を選定。

テスト項目とその検証手順を記した「IPv6セキュリティテスト手順書」を作成し、IPv6対応機器ベンダに検証を実施している。

検証済み製品リストとセキュリティテスト手順書は、IPv6対応機器の購入を検討している企業や組織のシステム担当者に、機器選定時の参考資料として利用されることを目的としている。