マカフィーは6月25日、セキュリティ研究機関の「McAfee Labs」がまとめた2014年第1四半期の脅威レポートを発表した。

今回レポートでは、海外で人気のモバイルゲーム「Flappy Bird」を装った模倣アプリ/類似アプリ経由でマルウェアに感染させる手口が増えていることが特筆すべき点として報告。同社が収集したFlappy Birdの模倣アプリ/類似アプリの79%にマルウェアが含まれていたことを確認したという。

マルウェアに感染した場合は、電話の発信、追加アプリのインストール、連絡先リストの抽出、位置情報の追跡などが悪用者によって実行される可能性があるとしている。

また、Flappy Bird以外にも、BadInst、Waller、Balloonpopperなどの信頼されているアプリの機能を悪用するマルウェアを確認した。

McAfee Labs シニアバイスプレジデントであるVincent Weafer氏は、「開発者は、自信が開発したアプリに組み込まれるコントロール機能を通じて、脅威を警戒していく必要がある。一方でユーザーは、自分が承諾する許可の内容についてより一層注意する必要がある」とコメントしている。