マカフィーは5月22日、組織による外部への情報漏洩を防止するソリューション「McAfee Data Loss Prevention」のネットワーク向け製品群の提供を発表した。

今回ネットワーク向けにMcAfee DLP製品群の提供を開始することで、エンドポイントからネットワークまでの総合的な情報漏洩防止のソリューションの提供が可能になる。

ネットワーク型McAfee DLP製品群の構成製品は、「McAfee DLP Manager」「McAfee DLP Monitor」「McAfee DLP Discover」「McAfee DLP Prevent」。

「McAfee DLP Manager」は、他のDLPソリューションと連動し、社内のネットワーク上でやり取りされるデータのフローを統合管理する。

McAfee DLP Managerでポリシーを策定し、各DLPコンポーネントに配布することで、情報漏洩を未然に防ぐほか、同社のセキュリティ製品を統合管理できるMcAfee ePolicy Orchestratorとの連携により、同社のセキュリティ ソリューションとの統合的な運用が可能。

「McAfee DLP Monitor」は、社内ネットワーク上のデータをモニタリングして、すべてのネットワーク トラフィックをミラーリングして監視・保存できるため、データのログやトラフィックを分析できる。情報漏洩の可能性を察知した際は、管理者に知らせる。

「McAfee DLP Discover」は、サーバ上のファイルを定期的にスキャンし、ストレージやハードディスクなどに保存された重要情報を検出・保護する。既存ポリシーでは検知できなかったファイルは収集・保存し、必要に応じて検知ポリシーに追加できる。

「McAfee DLP Prevent」は、メールとWeb両方のネットワーク トラフィックを分析し、情報漏洩を検知・防止する。

今回のネットワーク型McAfee DLP製品群の提供開始に合わせ、ネットワーク型McAfee DLP製品群とエンドポイントの情報漏洩対策ソリューション「McAfee Data Loss Prevention Endpoint」を同梱したスイート製品「McAfee Total Protection for Data Loss Prevention」の提供も開始する。

スイート製品「McAfee Total Protection for Data Loss Prevention」、ならびにネットワーク型McAfee DLP製品群は5月26日より販売開始し、価格は、「McAfee Total Protection for Data Loss Prevention」が1万4,310円から（税別、11～5000ノード導入の場合の1ノード当たり初年度ライセンス費用および保守1年を含む）となっている。