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IAB (Interactive Advertising Bureau)は3月12日(米国時間)、4月にリリースが予定されているFirefox 22において、広告クッキーのブロックがデフォルトになることを指摘し、この変更は米国の中小企業および顧客にとって好ましくないことだと非難する声明を発表した。
Mozillaは来月リリースするFirefox 22から、広告ブロックの設定をデフォルトで有効にする計画でいる。大半のユーザはこの変更に肯定的のようだが、IABはその変更によって米国の中小企業、特に中小のデジタル出版企業がダメージを受けると指摘している。中小企業は大企業のように広報や営業に予算を割くことができず、広告クッキーを使った宣伝が有効な方法として機能している。この機能をデフォルトで無効にする変更は受け入れられないとして、Mozillaに計画の変更を求めている。
IABは米国のインターネット企業500社、中小のデジタル出版企業1000社以上の代表としてこの声明を発表していると説明。FirefoxはWebブラウザの中でも影響力が強いもののひとつ。IABが非難声明を発表した背景には、この取り組みがほかのブラウザへ波及するのを防ぎたい狙いもあるものと見られる。