それでは、ボーナスステージの難所別のクリア率を見てみよう。インは、最初の「ルックアップゲート(LUG)」(画像13)が12チーム(全体の30%、完走の内の75%)、次の「ドリフトターン(DT)」(画像14)が7チーム(全体の17.5%、LUGクリアの58.3%)、ガレージインが6チーム(全体の15%、DTクリアの85.7%)。

アウトは、最初の階段(画像15)が9チーム(全体の22.5%、完走の42.9%)、次のシーソー(画像16)が6チーム(全体の17.5%、階段クリアの66.7%)で、ガレージインが2チーム(全体の5%、シーソークリアの33.3%)。なお、シーソーはシングル(1回で通過)が4チームで、ダブル(1回で通過せずにシーソーから下りずに1度バックした後に2回目の通過を行う)が3チームという内訳だ。

ちなみに、この超難関となった2012年のCS大会で、インもアウトもガレージインまでパーフェクトに決めた(シーソーもダブル)のは、1チームのみ。「猪名寺駅前徒歩1分」(三菱電機マイコン機器ソフトウエア/関西:兵庫)だけだった(画像17)。

画像13。LUGを通過する「チームAIT」(愛知工業大学/東海:愛知)

画像14。DTで右回り(時計回り)でペットボトルの間を抜ける「monolith」(岩手県立大学/東北:岩手)。東北は学生チームが強く、参加4チーム中3チームが大学チーム

画像15。尻尾を下ろしたまま階段を上がっていく「NEW UFO」(日立製作所 日立研究所/東京:茨城)。階段の登り方はチームそれぞれ異なる

画像16。尻尾を下ろしたままシーソーを上る高校生チームの「MTHS」(沖縄県立美来工科高等学校ITシステム科)

画像17。DTを左回り(反時計回り)で抜けようとしている猪名寺駅前徒歩1分。インもアウトも唯一パーフェクトだった