マップショップは9月より、同社の運営する地図専門ショッピングサイト「MAPSHOP」において、「大東京区分図 三十五区」を販売している。

「大東京区分図 三十五区」は、1937~1941年の東京35区の区分図。東京大空襲前の道路地形や、戦後消滅した当時の町名を知ることができ、東京の歴史が記された資料としても貴重な価値を持つ。

東京が35区分になったのは1932年のことで、当時は「東京市」という名称だった。東京市の名称は1943年の東京都制によって消滅するが、東京35区はそのまま東京都に組み込まれ、1947年にほぼ全域が23区に組み換えられた。その後、若干の変更を経て現在の23区分にいたっている。

「大東京区分図 三十五区」の販売価格は1区あたり1575円。なお、区分図の在庫がなくなった場合には、印刷販売も予定しているという。

「大東京区分図 三十五区」の神田区

「大東京区分図 三十五区」の神田区から現在の秋葉原駅付近(拡大)