富士ゼロックスは、無料で提供しているクラウド型ビジネスコミュニケーション支援サービス「SkyDeskサービス」の「Docs」アプリケーションに、機能強化とより組織的な利用環境を提供する有料サービスメニュー「SkyDesk Docsスタンダード」と「SkyDesk Docsプレミアム」を追加し、本日から提供を開始すると発表した。

SkyDesk Docs利用画面

「SkyDesk Docs」は、さまざまな文書やファイルをクラウド上のファイル保管領域に保管、管理できるサービス。単なるファイルストレージとは異なり、「SkyDesk Docs」に格納されている文書ファイルは、SkyDesk Writer(文書作成)、Sheet(表計算シート)、Show(プレゼンテーション)などの各アプリケーションと連携し、オンライン上でそのまま閲覧、編集が可能で、複数のメンバーがオンライン上で同じ文書を見て、同時に作業しながら、チャットや、コメントの追加機能を用いてコラボレーションできる。

既に提供されている無料サービスのものは、ファイル保存容量が1GB、アップロード可能なファイル容量が50MB、ワークスペース設定は1つとなっている。

「SkyDesk Docs スタンダード」は、ファイル保存容量を5GBに拡大し、SkyDesk登録メンバーで構成する「組織」メンバーの増加や、ファイルの保存・共有の利用状況に応じてファイル保存容量をさらに増やすことができる。また、アップロード可能なファイル容量を1ファイルあたり最大250MBに拡大した。

さらに、「SkyDesk Docs」の共有キャビネットである「ワークスペース」を最大10まで設定することが可能となり、それぞれの「ワークスペース」にプロジェクトの内容や共有したいデータの種類など、目的に応じた共有設定を行うことで、登録メンバー間での情報共有を支援する。

「SkyDesk Docs プレミアム」は、スタンダード同様、ファイル保存容量を5GBに拡大し、「ワークスペース」は最大20まで設定することが可能。また、「外部共有」機能によって「SkyDeskサービス」を利用していない人でもブラウザ経由で「SkyDesk Docs」に格納した文書やファイルをダウンロードし共有できる。

ファイルの所有者は、共有したいメンバーやグループごとに異なるアクセス権限を設定でき、共有範囲は、個別でも、グループ単位でも設定できる。

SkyDesk Docsメンバーへの共有画面

携帯電話で撮影した画像や複合機から読み取った文書などのファイルを、メールに添付して特定のメールアドレスに送信することによって、Docsに登録することも可能。

価格は、「SkyDesk Docs スタンダード」が6カ月で1万2,600円(税別)、「SkyDesk Docs プレミアム」が6カ月で2万5,000円(税別)。