日本ラドウェアは2月15日、アプリケーションデリバリーを仮想化・統合管理するための技術「VADI」を発展させた、新たな仮想ADC技術「ADC Fabric (VADI 2.0)」を発表。この技術を基盤とするロードバランサー(負荷分散装置)の新製品「Alteon5224」と「Alteon10000」を発売する。

同社の仮想化ADC技術「VADI」は、1台の物理アプライアンスに最大24の仮想ADC(vADC)を構築し、アプリケーションに応じてリソースの配分を最適化することで、ハードウェアや運用コストの削減を実現するもの。

新アーキテクチャの「ADC Fabric (VADI 2.0)」は、「vADC per Application」「ADC P2V (migration)」「vADC Migratio」「vADC Elasticit」「AppShape」から構成される。AppShapeは負荷分散対象のアプリケーション用のテンプレートを提供し、初期パラメータの設定により、vADCの設定をジェネレートする機能が近日提供される予定。

「VADI」のイメージ

「ADC Fabric(VADI 2.0)」のイメージ

新製品の「Alteon5224」は、スループット1Gbps~14Gbpsに対応し、1台に最大24の仮想ADCを構築可能。ハイエンドモデルの「Alteon10000」は、スループット20Gbps~80Gpbsに対応し、最大480の仮想ADCインスタンスを同時に稼働できる。