日本オラクルは2月14日、グリーがログデータ解析システムを刷新するため、ユニファイド・ストレージ製品「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」を中核としたオラクル製品を導入したと発表した。

グリーは、データ容量の継続的な増加に加え、2012年4月から6月期に構築する予定のグローバルプラットフォーム「GREE Platform」でのログデータ急増に備え、解析システムの刷新を決定。同期には、SNSであるGREEと、スマートフォン向けソーシャルゲーム、各種ソーシャルメディアサービスなどの統合も予定されている。

グリーはログ解析システムの刷新にあたり、解析用サーバとログデータ格納用の外部ストレージを個別に拡張する方法を採用しつつも、従来と同程度の導入・運用コストで解析能力を向上できることを重視したほか、サーバと外部ストレージ間の高速で広帯域なアクセス性能も要件として挙げていた。

オラクルはこれらの要件に対し、サーバとストレージ間を広帯域で接続するInfiniBandに対応する「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」の最大構成(物理容量1ペタバイト超)、解析用サーバに、Oracle Solaris 11を搭載した「Sun Fire X4170 M2」を提案し、2011年11月に採用が決定した。

「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」