Infineon Technologiesは、650Vのドレイン-ソース間電圧を持ち、高速ボディ・ダイオードを組み込んだ高電圧トランジスタ「650V CoolMOS CFD2ファミリ」として650Vで80mΩ Rdson、TO247パッケージを採用した「IPW65R080CFD」を発表した。

同ファミリは従来の600V CFD製品の後継製品で、軽負荷時の効率改善、ゲート電荷の減少、実装の容易さ、および高い信頼性を実現する同社の高速スイッチング「SJ MOSFET」の技術と、より低いRon・A(面積比オン抵抗)と容量性スイッチング損失の軽減、かつスイッチ動作の制御が容易なボディ・ダイオードが組み込まれてもので、従来の600V CFDに比べシステムコストを低減し、共振スイッチングのトポロジにおいて総合的に最良の選択肢を提供すると同社では説明している。

同社では同ファミリについて、太陽光発電用インバータ、サーバ、照明、および通信用スイッチモード電源(SMPS)が最も適用しやすい分野としている。

なお、同製品はすでにサンプル出荷を開始しており、サンプル価格は1万個発注時で6.00ドルとなっている。