JR東日本は2月8日、「グループ経営ビジョン2020―挑む―」に示した、省エネルギー・再生可能エネルギーなど、さまざまな環境保全技術(エコメニュー)を導入する取り組み「エコステ」を開始したと発表した。

エコステのモデル駅第1弾として、2011年度内の完成を目指し、中央線四ツ谷駅の改良工事に2011年春より着手する。

エコステは、「一歩進んだ省エネルギー化の推進(省エネ)」、「再生可能なエネルギーの積極的な導入(創エネ)」、「お客さまが「エコ」を実感できる施設の整備(エコ実感)」、「人と環境の調和により活気を創出(環境調和)」という4つの柱の下、取り組みを進めていく。

四ツ谷駅では、エコステの取り組みにより、2008年度と比べて40%のCO2排出量削減を目指す。具体的には、「ホームやコンコースへのLED照明の導入」、「電気掲示器や車掌用ITVのLED化」、「赤坂口の駅舎の屋上への太陽光発電(50kW)の設置」、「駅舎屋上にポケットパークの設置や、ホーム上家、擁壁の緑化」などの設備が導入される。

今後も「エコステ」モデル駅の取り組みは順次進められ、現在は「京葉線 海浜幕張駅」の検討が行われている。

「エコステ」モデル駅第1弾の四ッ谷駅の完成イメージ

「エコステ」モデル駅第1弾の四ッ谷駅で行われる取り組み