富士通は9月6日、公共図書館向けの業務支援SaaS「WebiLis」を発表。同日より販売を開始した。

同サービスは、富士通のデータセンターを使って図書館業務支援ソフトをインターネット経由で提供するもの。これにより、「貸出管理」「返却管理」「予約管理」「目録登録」などの業務システムを短期間かつ低価格で導入できるようになるという。さらに、同サービスには全国の公共図書館の職員間で情報交換・共有が可能になるコミュニティ機能が用意される。

同サービスでは、システムの運用・保守を富士通のデータセンターの専門要員が代行。図書館側は利用者に対するサービスの品質向上を実現することが可能となる。

同社によると、同サービスによってシステムの運用コストを、同等の従来システムに比べて5年間で約30%削減できるという。

同社は2013年度末までの同サービスの販売目標を約300団体としている。

地域総合図書館コンセプトのイメージ図