Fedora開発チームは8月24日(現地時間)、11月に正式公開予定のFedora 14(開発コード"Laughlin")のアルファ版をリリースした。Linuxカーネルには最新版の2.6.35を、KDEにもリリースされたばかりの4.5.0を採用している。

Fedora 14 Alphaの大きな特徴としては、

  • 管理システムにsystemdを採用
  • JPEG圧縮/解凍の高速化
  • Rakudoを含むPerlサポートの拡大
  • オープンソースのSpiceを使ったデスクトップ仮想化
  • クラウドコンピューティングへの対応
  • MeeGo Netbook UX 1.0によるネットブック対応

などが挙げられる。クラウドへの対応は始まったばかりだが、正式公開時にはAmazon EC2上から利用できるイメージを配布するものと見られる。

Fedora 14の開発コードとなっている"Laughlin(ラフリン)"は、ノーベル物理学賞を受賞した米国の科学者 Robert B. Laughlin氏にちなんでいる。