ナナオは、WQXGA(2,560×1,600)表示が可能なカラーマネージメント対応29.8型IPS液晶ディスプレイ「ColorEdge CG303W」を発表した。同社オンラインショップ「EIZOダイレクト」での価格は399,000円(遮光フード同梱)。発売日は3月19日。

「ColorEdge CG303W」

ColorEdge CG303Wは、10bit入力に対応し、10bit表示時には最大約10億7374万色の表示が可能なカラーマネージメント液晶ディスプレイ。見る角度や位置による色度変位の少ないIPSパネルを採用し、鮮やかなグリーンや明るいシアンといった繊細な色表現が可能なAdobe RGBカバー率98%、NTSC比102%の広色域に対応している。sRGBや印刷業界の基準色であるJMPAカラー、Japan Colorの色域もサポートしており、デバイス間の厳密なカラーマッチングやカラーマネージメントシステムの構築も可能だ。

また、輝度と色度を画面上の各ポイントで測定して画面全体で均一になるように補正することで、大画面で起こりやすい輝度ムラや色度ムラを抑えて画面全体を均一に美しく表示する同社独自の「デジタルユニフォミティ補正回路」も用意されている。

ハードウェア・キャリブレーションに対応し、キャリブレーション目標値をダイアログボックスから選ぶだけの簡単操作で、正確な調整が短時間で行える専用キャリブレーション・ソフトウェア「ColorNavigator」が同梱されている。

仕様は、画素ピッチは0.2505mm、視野角が水平・垂直共に178度、コントラスト比は850:1、応答速度は12ミリ秒(黒→白→黒)。

本体サイズはW689×D254.7×H515.5~629.5mm(フード装着時はW699×D406.5×H520~638mm)、重量は約16.1kg(フード装着時は約17.4kg)。入力端子はDVI-D×2(HDCP対応)。3ポートのUSBハブ機能(up×1/down×2)を備える。スタンドは、昇降幅は118mm、縦回転は右回り90度、チルトは上40度、スウィーベルは右35度、左35度。