一方Visioでは、操作性、プロセスマネジメント、Visio Serviceという3つのポイントで機能強化が行われている。

操作性では、Project同様、「リボンインターフェース」のほか、Office ではすでに採用されている「ズームスライダー」が採用される。また、リボンインターフェースの採用により、マウスをメニューアイコンの上に置くだけでデザインが変更される「ライブプレビュー」や、次に配置する図形をワンクリックで選択できる「オート コネクト」が搭載される。そのほか、右から左へ推移するフローチャートをボタン1クリックで右から左、上から下などに変更できる。

リボンインターフェース

ズームスライダーの採用

ライブプレビュー

オート コネクト

プロセスマネジメントでは、新部門連係フローチャート、ワイヤーフレーム図、ビジネス モデリング 表記図形、シックスシグマ図、SharePoint ワークフローが新テンプレートとして追加されるほか、SharePointとの連携が強化され、DB2、Oracle、SQL Serverのデータを、Visioの図面上に展開し、自動更新させることも可能になる。

新テンプレート

オート コネクト

Visio ServiceではVisioの図面をSharePointに発行することにより、その図面をWebブラウザで参照することや、Webパーツとして利用することが可能になる。

Visio Serviceの動作

Visioの図面をSharePointに発行することにより、Webブラウザで参照することが可能に

Visio 2010新機能一覧

ラインナップとしては、従来のStandard、Professionalに加え、Premiumが追加される。

Visio 2010のラインナップ