ポニーキャニオンは1日、インターネットによるフルハイビジョン映像のストリーミング配信の実用実験を開始したと発表した。「フルハイビジョン画質のストリーミング配信方式を使用した、パッケージメディア・番組・アーティストなどのプロモーションツールとしての可能性を探っていく」(ポニーキャニオン)としている。

ポニーキャニオンによると、映像関連の従来の宣伝・販売促進用ツールとして使用するサンプルDVDは、製造コストや配布方法などの物理的な制約があった。

インターネットを利用すればこうした制約はないが、「PC画面上の小さなウィンドウでの視聴ではインパクトがなく、全画面表示にした際の荒れた画質では高い訴求効果は望めない」(ポニーキャニオン)。

同社では、イメージインテックが持つデータ圧縮技術を使用。H.264(MPEG-4AVC)圧縮コーデックを利用した、低容量かつ高画質な映像のストリーミング配信の実験を開始した。

初回実験では、韓国ドラマ『風の国』『イルジメ〔一枝梅〕』『王と私』、米国ドラマ『ロスト・ルーム』、映画『ILVENTO E LE ROSE (叶恭子主演)』、BGV『virtualtrip』の6作品の予告編を配信する。

オリジナルプレイヤーのインストールをすれば、フルハイビジョン(1,920×1,080)を3.8Mbpsと2.8Mbpsで視聴可能。

多くのユーザーが視聴可能なFLASHプレイヤーでの簡易視聴版も準備。フルハイビジョンには対応せず、「すべての帯域で画質のシャープさにも欠ける難点もある」(ポニーキャニオン)が、HD(1,440×810)2.8Mbps、HD(1,280×720)1.8Mbps、HD(1,024×576)1.2Mbps、SD(640×360)500kbps、SD(320×160)125kbpsを用意。

こららにより、さまざまなインターネット環境に合わせた画質を選択可能。「高画質の優位性だけではなく、ナローなADSL回線や、オフィスなど複数の端末が分岐された厳しい回線環境でも、SD画質をストレスなく再生できることも大きな特徴」(同社)としている。

動作推奨環境は、OSがWindows/Mac(FLASHプレイヤーのみ対応)。フルHD(1,920×1,080)3.8Mbpsは、回線:光/CPU:Intel Core Duo 1.8GHz以上/VRAM 512MB以上。HD(1,280×720)1.2Mbpsは、回線:ADSL/CPU:Pentium 4 3GHz以上 / VRAM256MB以上。SD(640×360)500kは、回線:ADSL/CPU:Pentium 4 2.2GHz以上/VRAM128MB以上を推奨している。

デモサイトは以下の通り(オフィスなど複数の端末が分岐された環境ではHDまたはSDでの再生を推奨)。

http://www.mediaserver.jp/ponycanyon-iic_demo/