Yahoo! JAPAN Tech Blog - lsコマンドをハックしてみよう

C言語はOSそのものを開発する言語として広く採用されているほか、GUIアプリケーションでも使われている。たとえWebアプリケーションであったとしても実行速度が必要とされる部分ではピンポイントでC言語実装への置き換えが実施されることもある。TIOBEプログラミング言語インデックスでもC言語はJavaに次いで第2の人気を誇っている。

しかしC言語は学習に取り組む学生が多い半面、途中で挫折することが多いプログラミング言語でもある。大学や高専、専門学校の演習でC言語に取り組んでも、最終的に開発レベルの技能を身につけるのは一握りだ。言語そのものの難しさもあるが、演習レベルの内容が実際の開発に結びついていないというのもひとつの要因として考えられる。ほかに便利なプログラミング言語も多く、わざわざC言語を使うこともない、という話になるわけだ。

一度取り組んでみたもののC言語はちょっと…という場合にはYahoo! JAPAN Tech Blogのlsコマンドをハックしてみようをお薦めしたい。実際によく使うOSのコマンドls(1)に改造を加えるという内容で、短いながらもわかりやすく、しかも効果的な内容にまとまっている。こうした改造はソースコードの見よう見まね程度でも取り組めるほか、実際に使うコマンドを変更できるということで実感やモチベーションも湧きやすい。