車載エンタテインメントの新領域

MOST(Media Oriented Systems Transport)の標準化と企画化を進める団体であるMOST COOPERATIONのブースでは、車載ネットワーク規格「MOST 150」と同「MOST 50」のデモを行っている。

「MOST 150」によるデモに使用しているデモボード(搭載チップは富士通製だが、実製品などにはStandard Microsystemsのチップに置き換わっていく計画とのこと)

MOST 50は、実用化済みの規格で、POF(Plastic Optical Fiber)ではなくCuケーブルを使用することで第1世代MOST(MOST 25)の倍となる50Mbpsの伝送速度を実現しながらコスト低減などが可能となっている。

「MOST 50」のデモ風景

一方、MOST 150は、150Mbpsの帯域を実現することで、高画像の映像でも遅延無く伝送することが可能な規格。イーサネットチャネルとアイソクロナルチャネルを新たにサポートすることで、イーサネットの物理層そのものの提供が可能となり、より品質の高いパケットの転送が可能となる。

「MOST 150」のデモ風景