Net Applicationsの報告によると2008年12月におけるWebブラウザのシェアは次のようになった。Firefoxのシェアは2008年11月にはじめて20%台に入ったが、その後もシェアを伸ばし12月には21%を超えた。Safariも急激にシェアを伸ばしているほか、Chromeも順調にシェアを伸ばしている。Operaは先月と同じシェアを維持した。
- 68.15% - IE ↓(IE7 46.77%↓, IE6 20.46%↓, IE8 0.82%↑)
- 21.34% - Firefox↑(Firefox3 17.18%↑, Firefox2 3.77%↓)
- 7.93% - Safari↑
- 1.04% - Chrome↑
- 0.71% - Opera
IEはシェアの下落が止まらない。ここ数カ月の間はIE7がシェアを伸ばしかわりにIE6のシェアが減るという傾向があり、合算するとIE全体ではシェアが下落していた。2008年12月はこれまで純増を続けていたIE7もシェアを落としている。IEの中では低いシェアになるが、現在開発が進められているIE8のシェアが伸びているところは注目点だ。IE8のシェアはすでにOperaのシェアを超えている。
Net Applicationsの報告するデータによれば2007年12月から2008年12月までの1年間でブラウザのシェアは次のように変化したことになる。括弧内は元々のシェアに対する変化割合。
- IE 7.89%↓ (10.37%の減少)
- Firefox 4.54%↑(27.02%の増加)
- Safari 2.34%↑(41.86%の増加)
- Chrome 1.04%↑
- Opera 0.07%↑(10%の増加)
主要ブラウザではIEがシェアを落とし、ほかのブラウザはシェアを増やした結果になった。元々のシェアに対する変化割合を見るとSafariが42%弱とほぼ1.5倍ほど自身のシェアを伸ばしたことがわかる。Operaは年間を通じて増加傾向にあるが、全体からみたシェアは0.70%前後であまり変化なく推移している。