『こまちスタジアム』
――秋田の自慢をちりばめた美しい野球場
こまちスタジアムの愛称で呼ばれる秋田県立野球場は、2003年に完成した新しいスタジアム。公募で決まったその愛称だけでなく、デザイン面でも秋田の風土を採り入れ、バックネット裏にはコメの形を模した屋根を設置。照明塔も名物の竿灯をモチーフとしている。完成当初からヤクルトが毎年公式戦を主催。
『山形県野球場』
――4月からネーミングライツで長い名前に
今季公式戦が開催される球場の中で唯一、郡部にある。楽天の2軍が本拠地としており、セ・パ各チームも公式戦でたびたび利用しているが、今シーズンの公式戦は横浜主催の1試合だけだ。なお、今年4月1日からネーミングライツで、山形蔵王タカミヤホテルズスタジアムという長い名前で呼ばれることになった。
『いわきグリーンスタジアム』
――周囲の緑とマッチした美しい野球場
福島市の県営あづま球場と並んで、福島県のみならず東北地方を代表する立派な野球場である。21世紀の森公園内にあり、千葉マリンスタジアムをモチーフとした円形の本球場は、周囲の山や森の景観ともマッチして美しい。日本ハムや楽天も開催していたが、今季はヤクルト主催ゲーム1試合のみが行われる予定。
『宇都宮清原球場』
――1996年以来12年ぶりに公式戦が復活
1988年完成。内外野とも全面人工芝を採用し、古代ヨーロッパの競技場風の外観と、上空から見ると横浜スタジアムによく似た円形の姿が特徴的だ。90年代半ばまでは公式戦でたびたび利用されたが、96年を最後にしばらく途絶えていた。今シーズン、巨人が主催ゲームを行うことで公式戦が12年ぶりに復活する。
『ひたちなか市民球場』
――メインスタンドの円い屋根が印象的
ひたちなか市総合運動公園内にある本球場は、もともと勝田市民球場として造られたもの。勝田市と那珂湊市が合併したことで1994年、現在の名称になった。ホーム後方のメインスタンド2階席部分は円屋根に覆われ、建築上のアクセントとなっている。ヤクルトがたびたび公式戦を主催し、今季も1試合行われる。
『相模原球場』
――水はけが悪く雨に弱いスタジアム
神奈川県の県立球場で、横浜の2軍主催ゲームなどに使われている。水はけが悪く、雨の多い季節に公式戦が設定されると中止になってしまうことも多い。2007年も横浜と日本ハムの交流戦が予定されていたが、降雨中止となり、試合は横浜スタジアムに振り替えられた。今季も横浜主催で1試合が行われる予定。