『敷島公園野球場』
――スコアボードの外国人名略記が有名


群馬県前橋市敷島町66 / 両翼91.5m・中堅122m / 収容人数:20,100人

前橋市の敷島公園にある群馬県立の野球場。球場正面には群馬県営野球場と記されている。歴史は古く、オープンは1932年のこと。以前はスコアボードの選手名が3文字までしか表示されず、外国人選手名が省略されていたのも有名な話。1995年までは日本ハムが、96年以降は西武が公式戦を年1試合主催している。




『大宮公園野球場』
――ルースもゲーリッグも踏んだグラウンド


埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-9 / 両翼99m・中堅122m / 収容人数:20,500人

1934年にオープンし、同年には日米野球も開かれベーブ・ルースらを迎えた歴史を持つ。かつては埼玉県高校野球のメイン球場として利用されたが、老朽化が進み、フィールドも狭かったため全面改築。スタンダードサイズの球場として生まれ変わった。今シーズンからは西武が公式戦を開催することとなった。




『長野オリンピックスタジアム』
――五輪の開会式・閉会式会場を改修


長野県長野市篠ノ井東福寺上組北320 / 両翼99.1m・中堅122m / 収容人数:30,000人

1998年長野冬季五輪の開会式・閉会式会場として使用された施設を五輪後に改修、2000年に野球場として生まれ変わった。長野オリンピックスタジアムは公募で決定した愛称で、正式には南長野運動公園野球場。今季は千葉ロッテと横浜が主催ゲームを1試合ずつ行う。04年、オールスター第2戦が開催された。




『北九州市民球場』
――野武士軍団の栄光を受け継ぐ歴史の長い球場


福岡県北九州市小倉北区三萩野2-10-1 / 両翼92m・中堅121.9m / 収容人数:27,111人

小倉は古くから西鉄(西武の前身)が準本拠地として数多くの公式戦を開催していた土地柄。1980年代末、当時の小倉球場を北九州市が改修し、名称も改められて誕生したのが現在の北九州市民球場である。今季はソフトバンクが公式戦を開催するほか、横浜も対ソフトバンクの交流戦を本球場で1試合主催する。




『藤崎台県営野球場』
――国天然記念物のクスノキ群がシンボル


熊本県熊本市宮内4-1 / 両翼99.117m・中堅121.92m / 収容人数:24,000人

熊本城公園内にある本球場は、外野スタンドに立つクスノキ群が特徴。かつてこの地にあった藤崎八幡宮のクスノキの名残だという。この球場は高校野球の予選にも使われるが、夏の暑い昼間、クスノキがつくる日陰は心地よく、熊本の夏の風物詩ともいえる。今シーズンはソフトバンクが公式戦1試合を主催する。




『サンマリンスタジアム宮崎』
――巨人軍のキャンプ地としても有名


宮崎県宮崎市熊野1443-12 / 両翼100m・中堅122m / 収容人数:30,000人

日向灘に面した風光明媚な海岸のすぐそばに広がる宮崎県総合運動公園内にある。正式名称は公園の名を冠した宮崎県総合運動公園硬式野球場。オープンは2001年で、九州地方で唯一、内外野とも総天然芝となっている。06年にはオールスター第2戦が開催された。巨人のキャンプ地としても知られている。