アジェンダは、企業内での利用を目的としたグループウェア「GRESSO」を開発、グループウェア市場へ参入することを発表した。30日12時より販売を開始する。Ajaxを用いたことによる操作性の向上やタグ付け、トラックバックなどの機能によるメンバー間の情報共有が特徴となっている。10 - 200ユーザまで10ユーザ単位でライセンスを購入することが可能。

グループウェア「GRESSO」のホーム画面。カレンダーやメンバーリスト、本日のスケジュール、ToDo、最近の書き込みなどが集約されている。

同製品は、「人と人、人と情報を結ぶ」をキーワードとした、Web対応型のグループウェア。導入にかかる基本ライセンス料は6万1,740円(10ユーザ)からとなっている。ライセンスの契約期間は1年間で、継続して使用する場合には更新ライセンス(3万2,550円~)を購入する必要がある。同社のサイトから体験版(60日間)をダウンロード後、基本ライセンスを購入することで製品版へと移行することができる。サーバの動作環境はOSが「Microsoft Windows XP Professional SP2」および「Microsoft Windows 2003 Server SP1」、Webサーバソフトウェアは「IIS5.1(推奨IIS6.0)」、クライアントの対応ブラウザはInternet Explorer6.0 SP2以降またはFirefox2.0以降となっている。

「単に多機能にこだわるのではなく、業務に必要な活用方法を想定し設計した」(同社)と言うとおり、さまざまなユーザの立場を考慮した機能を取り揃えている。高い操作性が求められるユーザインタフェース部分にはAjaxを採用、ホーム画面のレイアウト変更時などは直接画面に情報を入力してカスタマイズできるほか、タイムスケール上でのスケジュール編集なども可能。また、電子会議室の記事や報告書にトラックバックやタグ付けをすることも可能で、これにより隣接した情報同士の連携や、検索性に効果を発揮することができる。

このほか、プレゼンス機能によりメンバーの在籍状況や、現在の作業状況を確認できるほか、電子会議室での意見交換やファイル共有機能を用いたメンバー同士のコラボレーションが可能。さらに、共有ブックマーク機能では、メンバー同士でブックマークを登録しあい、カテゴリ別に分類するだけではなく、タグを付加し、評価を付け合うことができるため、興味のあるキーワードでブックマークを絞り込んだりすることができる。

セキュリティに関しても強く意識されており、徹底したID・パスワード管理、アクセス制限、操作ログ、バックアップ機能など、個人情報の保護・不正アクセス・情報の漏洩などから企業を守るための機能が搭載されている。

価格と基本ライセンス料、更新ライセンス料は以下のとおり。

ユーザ数 基本ライセンス 更新ライセンス
10 61,740円 32,550円
20 94,290円 44,100円
30 136,290円 55,650円
40 157,290円 67,200円
50 167,790円 77,700円
60 201,390円 89,250円
70 233,940円 99,750円
80 266,490円 110,250円
90 299,040円 120,750円
100 330,540円 131,250円
110 363,090円 144,900円
120 394,590円 157,500円
130 426,090円 170,100円
140 457,590円 183,750円
150 489,090円 196,350円
160 570,990円 208,950円
170 607,740円 222,600円
180 643,440円 235,200円
190 679,140円 247,800円
200 712,740円 260,400円