Visual Studio 2008 / .NET Framework 3.5がRTMに、DLサービス開始

米Microsoftは11月19日(現地時間)、「Visual Studio 2008」「.NET Framework 3.5」の2製品がRTM(Release To Manufacturing)となったことを報告した。現在、MSDNを契約している開発者は当該製品のダウンロードが可能になっている。なお、同社は2008年2月27日に米カリフォルニア州ロサンゼルスでWindows Server 2008のローンチイベント開催を予定しており、上記2製品もその場でローンチされる予定となっている。

Visual Studio 2008は、Windows VistaとWindows Server 2008、2007 Office Systemをネイティブにサポートする初の開発ツール製品。アプリケーション実行フレームワークの.NET Framewrok 3.5と併せ、次世代Windowsアプリケーション開発の基盤となる。Visual Studio 2008は、無償のExpress Editionに加え、通常版にあたるStandard / Professionalの2つのEdition、そしてVisual Studio Team System関連製品7つの計10種類のバリエーションが用意される。内訳は下記の通り。

Visual Studio 2008 Express Edition
Visual Studio 2008 Standard Edition
Visual Studio 2008 Professional Edition
Visual Studio Team System 2008 Team Suite
Visual Studio Team System 2008 Architecture Edition
Visual Studio Team System 2008 Database Edition
Visual Studio Team System 2008 Development Edition
Visual Studio Team System 2008 Test Edition
Visual Studio Team System 2008 Team Foundation Server
Visual Studio Team System 2008 Test Load Agent

Visual Studio 2008の製品ラインナップは、基本的にはVisual Studio 2005のものを踏襲している。Visual Studio Team System 2008 Team Suiteは、他の4つのTeam System Editionの機能をすべて包含したもので、Team Foundation Server(TFS)との組み合わせで大規模な開発が可能。また米Microsoft開発部門バイスプレジデントのS. "Soma" Somasegar氏は、本製品での特徴として「TFSでのパフォーマンスとスケーラビリティの向上」を挙げている。

米Microsoftでは入門用のExpress Editionのほか、企業ユーザー向けにVisual Studio製品の90日間トライアル版の提供も行っている。下記4つのトライアル版のうち、Professional Editionのみ原稿執筆時点で提供が行われておらず、近日中にダウンロードサービス開始予定となっている。