今回のテーマは「リフレクター」と「車検」の関係性についてです。
リフレクターとは車の後方に取り付けられている反射板のことを言います。
夜間に周囲に自車の車幅や存在を知らせるために、道路運送車両法の保安基準で取り付けることが定められています。
本記事では、「リフレクターをカスタムした場合、車検に通らない?」「車検に通るリフレクターの基準は?」という疑問について徹底的に解説していきます!
リフレクターをカスタマイズしている場合でも車検は大丈夫?
そもそも、カスタマイズしたリフレクターでは車検に通りません。
改造する場合、LEDリフレクターにする方が殆どでありますが、リフレクターは反射するものであるので、発光する物はリフレクターとして認められていません。
また、車検の時だけカスタムされたリフレクターの配線をカットし、反射テープを貼る方もいるようですが、その場合でも保安基準に合致していないので車検には通りません。
車検に通るリフレクターの基準は?
リフレクターであればどのようなものでも良いというわけではありません。
リフレクターの保安基準は下記の規定を満たす必要があります。
前面反射器
形:文字及び三角形以外であること。その場合O、I、Uまたは8などの単純な形状である。
色:反射光は白色
反射度:夜間に後方150メートルから前照灯である場合、反射光を照射位置から確認できること。
大きさ:10平方センチメートル以上
取り付け位置:反射部上縁の高さが地上1.5メートル以下、下縁の高さが地上0.25メートル以上、最外縁は車の最外側から400ミリメートル以内。
側方反射器
形:文字及び三角形以外であること。その場合O、I、Uまたは8などの単純な形状である。
色:反射光はオレンジ色
ただし、尾灯、後部霧灯、後部上側端灯、制動等、後部反射器と構造上一体となっているもの、兼用のものは赤色で良い。
大きさ:10平方センチメートル以上
取り付け位置:反射部上縁の高さが地上1.5メートル以下、下縁の高さが地上0.25メートル以上、最外縁は車の最外側から400ミリメートル以内。
後方反射器
形:文字及び三角形以外であること。その場合O、I、Uまたは8などの単純な形状である。
色:赤色
取り付け位置:反射部上縁の高さが地上1.5メートル以下、下縁の高さが地上0.25メートル以上、最外縁は車の最外側から400ミリメートル以内。
ただし、汚れが酷い場合や破損していると不適合になります。交換する際はオリジナルと同一のものを選びましょう。
不正なカスタムをしている場合、罰金が科せられます
車検を通した後、不正なカスタムをした場合には違法改造車扱いとなります。
最初に科せられるのは15日以内に適合部品に戻すという整備命令が伝えられますが、従わなかった場合、道路運送車両法により30万円以下の罰金または6ヶ月以下の懲役が科せられます。
結論
リフレクターの大きや色は保安基準をクリアすれば問題なく車検に通ります。
しかし、カスタムして反射ではなく発光するようなリフレクターは認められていないので、そういうものを使用している場合は検査に引っかかってしまいます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、「リフレクターをカスタムした場合、車検に通らない?」「車検に通るリフレクターの基準は?」という疑問について解説させていただきました。
車検に向けての準備はもちろん、安全で快適なカーライフを送るために参考にして頂けたらと思います!
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