美術検定とは?おすすめ通信講座3選と取得のメリットやアプリを紹介!

今回紹介する「美術検定」は、美術の教養を身に付けられるおすすめの資格です。

オンライン美術館や複合的なアートイベントなど、美術鑑賞が日々多様化する中で、美術検定は効率よく総合的な美術知識が学べます。

「美術の知識を増やして、ワンランク上の美術鑑賞を楽しみたい」

「美術館のボランティアやアドバイザーとして活動したい」

美術に関する趣味や仕事を充実させるために、美術鑑賞のスキルアップを目指す方も多いのではないでしょうか?

ここでは、美術検定の内容やおすすめの通信講座、勉強法、テキストやアプリなど美術検定に必要な情報を幅広く紹介します。

この記事はこんな方におすすめ!

  • 美術検定の試験内容や難易度が気になる
  • 美術検定におすすめの通信講座が知りたい
  • 効率良く勉強して、美術検定に合格したい

美術検定が気になる方や美術館巡りがお好きな方はぜひ、美術検定の受験を見据えて参考にしてください。

サイト監修者
“徳永浩光”

徳永浩光

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目次

美術検定とは?

美術検定は、美術鑑賞の基本的な教養を身に付けて、美術作品の「鑑賞力」と「伝える力」を養う試験です。

一般社団法人美術検定協会が開催する民間資格で、1〜4級までレベル別4種類に分かれています。

1級合格者は「アートディレクター」としての称号が与えられ、美術館でのボランティア活動や就職・転職にも役立ちます。

「美術検定」と聞くと、美術の専門的な技術が必要だと勘違いされがちですが、美術作品の鑑賞力に重点を置いた検定なので、美術の才能や美術の技術力は一切問われません。

西洋美術や日本美術など、幅広い分野から出題されるため、美術鑑賞の総合的な教養が身に付くでしょう。

美術鑑賞をより楽しみたい方や、美術鑑賞のアドバイザーとして活躍したい方におすすめの資格です。

美術検定のおすすめ講座3選

各通信講座の料金と講義時間、合格率・合格者の実績を比較して、美術検定の通信講座を3つご紹介します。

通信講座 コース名/料金 講義時間/学習時間 合格率/実績
アイ・イーシー
  • 美術検定3級合格講座/27,500円
  • 標準学習期間:3ヶ月
  • 公表なし
国際文化カレッジ
  • 美術品鑑賞・鑑定入門講座/39,000円
  • 標準学習期間:6ヶ月
  • 公表なし
美術Academy&School
  • 2024はじめての西洋美術史-西洋美術基礎講座-/35,200円
  • 2024年 はじめての日本美術史/24,750円
  • はじめての西洋美術史標準学習期間:5ヶ月(10~2月)
  • はじめての日本美術史標準学習期間:2ヶ月(8~9月)
  • 公表なし
  • 美術検定の試験対策に特化したアイ・イーシーの美術検定3級合格講座
  • 幅広いジャンルの作品が学べる国際文化カレッジの美術品鑑賞・鑑定入門講座
  • Zoomを利用してオンラインで学べる美術Academy&Schoolの2024はじめての西洋美術史西洋美術基礎講座・2024年はじめての日本美術史

以上3社の特徴を詳しく解説しますので、通信講座選びの参考にしてくださいね。

アイ・イーシーの美術検定3級合格講座

通信講座名/料金
  • 美術検定3級合格講座/27,500円
カリキュラム
  • 標準学習期間:3ヶ月
  • テキスト(公式テキスト:西洋・日本美術史の基本)/問題集(公式問題集3級)/学習のすすめ方/オリジナルワークブック/添削課題/マークシート式解答用紙/検定案内/美術日記/副読本「366日の西洋美術」
  • 【西洋】
    1. 原始・古代(原始、メソポタミア、エジプト、エーゲ海、ギリシャ、ローマ)2. 中世美術(ビザンティン、初期中世、ロマネスク、ゴシック)
    3. ルネサンス(イタリアルネサンス、北方、マニエリスム)
    . バロック・ロココ(バロックの各国、ロココの各国)
    5. 近代美術(新古典主義、ロマン主義、写実主義、印象主義、ポスト印象、世紀末)
    6. 20世紀と現代の美術(20世紀の芸術運動、建築、彫刻、戦中・戦後、1945年~1960年までの美術、1960年代の美術、1970年代の美術)
  • 【日本】
    1. 先史・古墳時代の美術(縄文、弥生・古墳)
    2. 古代美術(飛鳥・奈良、平安)
    3. 中世美術(鎌倉、室町)
    4. 桃山美術
    5.江戸時代の美術
    6.近代と現代の美術(明治美術、大正美術、昭和美術)
教材/テキスト
  • 公式テキスト
eラーニング
  • 対応なし
合格率/実績
  • 公表なし
サポート体制
  • 受験料割引サービス:受講生は受験料15%引サービスを利用可能

美術検定の公式テキストや問題集を活用し、基礎から丁寧に学べる徹底した試験対策が魅力の通信講座です。

標準学習期間は3ヶ月で、西洋美術と日本美術の代表的な作品を、歴史の流れに沿って学びます。

1ヶ月毎の学習カリキュラムが提示されているため、試験に向けて学習スケジュールを立てやすいのが特徴です。

試験まで時間に余裕がない方でも、計画に沿って無理なく学習できるでしょう。

基本的な学習方法は、テキストと問題集、ワークブックを利用し、インプット・アウトプットをバランスよく組み合わせた反復学習法です。

過去問を中心に作成された添削問題もあるため、自分の実力や苦手分野をすぐに確認し、試験に必要な知識を徹底的に学べるでしょう。

歴史の流れに沿って学ぶため、美術作品の特徴だけでなく、歴史的背景も一緒に学べるのが魅力ですね。

また、学習教材の一貫として、美術鑑賞をより楽しむためのツールも充実しています。

副教材「366日の西洋美術」は、366種類の絵画を書籍で、手軽に楽しめます。

学んだ知識や教養を確認するためにも便利です。

「美術日記」は、美術鑑賞記録を付けられる便利なノートで、美術館巡りがより楽しくなるオリジナルツールとして活用できるでしょう。

受講者の特典として、15%引価格で試験が受験できるサービスもあり、よりお得に試験を受けられます。

アイ・イーシー通信講座はこんな人におすすめ!

  • 美術検定の試験内容を効率よく、短期間で学習したい
  • 試験の直前対策として活用したい
  • 美術検定をお得に受験したい

アイ・イーシーの「美術検定3級合格講座」は、公式テキストと過去問を利用して試験範囲を短期間に集中して学べるため、美術検定に最短ルートで合格したい方に最適の講座ですね。

アイ・イーシー「美術検定3級合格講座」について詳しくは、公式HPをご覧ください。

国際文化カレッジの「美術品鑑賞・鑑定入門講座」

通信講座名/料金
  • 美術品鑑賞・鑑定入門講座/39,000円
カリキュラム
  • 標準学習期間:6ヶ月(学習サポート12ヶ月)
  • メインテキスト/添削:質問関係書類/ガイドブック
  • テキスト【1】美術品鑑定の実際
    第1章:美術品の評価と鑑定/第2章:美術品の流通と市場/第3章:贋作東西事件史
  • テキスト【2】美術品の種類と特徴
    第1章:書画/第2章:西洋絵画と日本の洋画/第3章:陶磁器
  • キスト【3】日本画
    第1章:上代~近世の絵画/第2章:浮世絵/第3章:近現代の絵画
  • テキスト【4】西洋絵画と日本の洋画
    第1章:洋画の鑑賞や鑑定にあたって/第2章:西洋絵画/第3章:日本の洋画
  • テキスト【5】書と水墨画
    1章:書/第2章:水墨画
  • キスト【6】陶磁器
    第1章:日本の陶磁器/第2章:海外の陶磁器
教材/テキスト
  • オリジナルテキスト
eラーニング
  • 対応なし
合格率/実績
  • 公表なし
サポート体制
  • 添削サービス:受講中は質問票を利用した質問が可能
  • 指導サポート延長:受講開始から9ヶ月間は指導サービスを無料延長

西洋美術に日本画・水墨画・陶磁器まで、幅広いジャンルの美術作品を学べる通信講座です。

美術検定に特化した講座ではありませんが、学習教材のボリュームがあり、美術鑑賞の基礎をしっかり学習できます。

オリジナルのオールカラーテキストは全6冊で、日本画・西洋絵画・書と水墨画・陶磁器の4つの分野に分かれています。

テキストは、800以上の写真や図に研究者からの解説が付き、まるで美術館のガイド説明を受けているように楽しく学べるのが魅力です。

ボリュームがあるテキストですが、コラムが随所にあって面白く読み進められ、美術鑑賞のノウハウが自然に身に付くでしょう。

また、初心者でも学習が継続できるよう、サポート体制を強化していることも魅力です。

6回分の「添削指導」と、専用の質問用紙を使用した「質問制度」があり、自宅学習でも丁寧な個別指導を受けられます。

添削指導は各テキストの終了時に行い、分野ごとでの知識の定着度を確認できます。

テキストの分からないことや疑問点は、質問用紙を活用してすぐに確認できるため、美術鑑賞初心者でも安心して学べるでしょう。

美術検定に必要な知識と、今後の美術鑑賞に役立つ一生物のスキルが身に付く、テキスト学習中心のおすすめ通信講座です。

国際文化カレッジはこんな人におすすめ!

  • 美術鑑賞のスキルを総合的に磨きたい
  • 通信講座が継続できるか不安なので、サポートを重視したい
  • 多くの作品に触れ合って、楽しく学びたい

国際文化カレッジの「美術品鑑賞・鑑定入門講座」は、日本美術・西洋美術を始めとする幅広い分野が学べる学習カリキュラムが組まれています。

標準学習期間も長く、美術鑑賞の基礎を丁寧に学びたい方にぴったりの講座ですね。

国際文化カレッジの「美術品鑑賞・鑑定入門講座」の詳しくは、こちらをご覧ください。

美術Academy&Schoolの「2024はじめての西洋美術史ー西洋美術基礎講座ー」「2024年はじめての日本美術史」

通信講座名/料金
  • 2024はじめての西洋美術史-西洋美術基礎講座-/35,200円
  • 2024年 はじめての日本美術史/24,750円
カリキュラム
  • はじめての西洋美術史標準学習期間:5ヶ月(10~2月)
  • はじめての日本美術史標準学習期間:2ヶ月(8~9月)
  • はじめての西洋美術史
    1.イントロダクション~印象派が生まれた時代
    2.美術の始まりからルネサンスⅠ~宗教と美術
    3.ルネサンスⅡ~芸術家の誕生
    4.ルネサンスⅢ~理想の美とリアル
    5.バロックから新古典主義まで~時代が変わると絵画が変わる
    6.ロマン主義から世紀末美術Ⅰ~テーマの変化
    7.世紀末美術Ⅱから20世紀美術へ~画家たちの個性
  • はじめての日本美術史
    1.縄文時代から平安時代まで/仏教美術を理解するポイント
    2.鎌倉時代から桃山時代まで/工芸を理解するポイント
    3.江戸時代から20世紀まで/ミュージアムの歴史と楽しみ方
教材/テキスト
  • オリジナルテキスト
eラーニング
  • 対応なし
合格率/実績
  • 公表なし
サポート体制
  • 欠席フォロー(見逃し配信):欠席した授業を録画視聴可能

Zoomを利用してオンラインで日本美術と西洋美術が学べる通信講座です。

教室での講義がオンライン受講できるため、通学が難しい方でも自宅で講義の臨場感を味わえます。

西洋美術基礎講座では、講師経験が豊富な三沢恵子講師から全7回、各2時間の講義を受けられます。

ルネサンスから20世紀美術まで、歴史の大きな流れに沿って主要作品の鑑賞ポイントや歴史的背景を学ぶ学習カリキュラムです。

「物語を読むように鑑賞する」をモットーに、一つの作品をさまざまな角度から学ぶことで、教養や感性が磨かれ、美術鑑賞がワンランクアップするでしょう。

初めての日本美術史講座は、全3回、各2時間の講義で、コンパクトにまとめられた分かりやすい学習カリキュラムが魅力です。

博物館・ミュージアムの楽しみ方など、美術鑑賞をより豊かにするための実践的な内容も含まれ、すぐに活かせる美術鑑賞スキルが身に付くでしょう。

基本的にはライブ講義を受講しますが、参加できない場合は見逃し配信もあり、忙しい方でも気軽に受講できます。

2024年4月現在は開講予定がありませんが、美術検定の試験対策に特化した、美術検定1~3級の対策講座・検定1dayセミナー・自宅学習キットもあります。

講座開講は、決定次第詳細が発表されるため、気になる方はこまめに公式HPをチェックしましょう。

美術Academy&Schoolはこんな人におすすめ!

  • 通学のようなライブ講義を受講したい
  • テキストではなく、動画講義メインで学びたい

美術Academy&School「2024はじめての西洋美術史ー西洋美術基礎講座ー」「2024年はじめての日本美術史」は、Zoomを利用して、臨場感のある講義が受けられます。

美術館でガイド説明を受けているような感覚で、楽しみながら気軽に講義を受講したい方に最適でしょう。

美術Academy&School「2024はじめての西洋美術史ー西洋美術基礎講座ー」「2024年はじめての日本美術史」の講座の詳細は、公式HPをご覧下さい。

失敗しない美術検定講座の選び方

効率よく学習して美術検定に合格するためには、自分に合った通信講座選びが必要です。

ここでは、失敗しない通信講座選びのポイントを3つご紹介します。

通信講座選びのポイント

  • 学習カリキュラムと教材内容
  • サービス・サポート体制
  • 講座費用

学習カリキュラムにもそれぞれ特性があり、アイ・イーシーは試験特化型、国際文化カレッジと美術Academy&Schoolは、美術鑑賞の総合学習向け、というふうに受講者の目的によって適した講座が分かれています。

また、通信講座での学習が不安であれば、添削だけでなく質問ができる講座もあるため、国際文化カレッジがおすすめです。

なお、費用は各社の講座は大体2~4万円程度ということがわかりました。予算や内容から自分に合うものを選ぶといいでしょう。

では、それぞれのポイントを詳しく紹介しますので、ぜひ通信講座選びの参考にしてください

学習カリキュラムと教材内容

美術検定の学習カリキュラム・学習教材は、各通信講座によって内容やボリュームが異なります。

通信講座 学習カリキュラム・教材内容
アイ・イーシー
  • テキスト(公式テキスト:西洋・日本美術史の基本)/問題集(公式問題集3級)/オリジナルワークブック/添削課題
国際文化カレッジ
  • メインテキスト/添削
美術Academy&School
  • オリジナルテキスト/動画講義(Zoom)

効率よく短期合格を目指す方は、学習教材がコンパクトで、試験対策に特化したアイ・イーシー通信講座をおすすめします。

アイ・イーシー通信講座は、試験内容を網羅した公式テキストを使用し、合格ポイントを押さえた効率性の高い学習が可能です。

学習教材を有効活用することで、最短ルートで合格が目指せるでしょう。

学習テキストや添削指導が充実し、基礎から丁寧に学べる国際文化カレッジは、初心者向けの通信講座です。

国際文化カレッジ通信講座の丁寧な添削指導は、モチベーションアップや苦手克服に繫がり、初心者でも無理なく学習が継続できます。

美術鑑賞のポイントを映像講義で見て学びたい方は、Zoomを利用したオンライン講義で学習する美術Academy&Schoolを選ぶと良いでしょう。

美術Academy&Schoolのオンライン講義は、通学のような臨場感溢れる授業を受講でき、重要ポイントを押さえながら楽しく学べます。

自分の目標やレベル、学習方法、学習期間に合っているか事前に確認しておくと失敗が少なく、無理なく通信講座で学べます。

まずは、各通信講座の学習カリキュラムと教材内容をよく確認しましょう。

サービス・サポート体制

通信講座を利用して試験合格を目指すうえでは、自宅学習のモチベーションを維持し、継続することが大切です。

各通信講座には、添削・質問制度、各種割引サービス、動画の見逃し配信などさまざまなサービス・サポートがあります。

通信講座 サービス・サポート
アイ・イーシー
  • 受験料割引サービス:受講生は受験料15%引サービスを利用可能
国際文化カレッジ
  • 添削サービス:受講中は質問票を利用した質問が可能
  • 指導サポート延長:受講開始から9ヶ月間は指導サービスを無料延長
美術Academy&School
  • 欠席フォロー(見逃し配信):欠席した授業を録画視聴可能

サービス・サポートの種類豊富な通信講座は魅力的に見えますが、自分にとって必要ないサービス・サポートばかりでは意味がありません。

通信講座を利用するにあたり、自分に必要なサービス・サポート体制が充実しているかをしっかり見極めましょう。

通信講座が初めての方や美術鑑賞初心者は、質問制度と添削指導を利用できる国際文化カレッジがおすすめです。

自分のペースで無理なく楽しみながら学習したい方は動画見逃し配信を利用できる美術Academy&Schoolを選ぶと良いですね。

講座費用

美術検定の講座費用は、各通信講座によって異なり約2~4万円が相場といえます。

通信講座 コース名/料金
アイ・イーシー
  • 美術検定3級合格講座/27,500円
国際文化カレッジ
  • 美術品鑑賞・鑑定入門講座/39,800円
美術Academy&School
  • 2024はじめての西洋美術史-西洋美術基礎講座-/35,200円
  • 2024年 はじめての日本美術史/24,750円

国際文化カレッジや美術Academy&Schoolは、通信講座費用として約4万円弱必要です。

可能な限り費用を抑えたい方は、受講料3万円以下でコストパフォーマンスが高いアイ・イーシーをおすすめします。

じっくり試験対策に取り組みたい方は、教材のボリュームがあり、幅広い分野が学べる国際文化カレッジや美術Academy&Schoolを受講すると良いですね。

通信講座選びは、質の高い学習が受けられる優良な講座を見極めることが大切です。

講座費用と学習カリキュラムのバランスを考慮することで、最適な通信講座が選択できるでしょう。

効率性の高い学習とコスパを重視する方には、リーズナブルな受講料で試験対策に特化したアイ・イーシーがおすすめです。

美術検定は独学で受かる?

美術検定に独学で合格するのは、不可能ではありません。

その理由は、美術検定公式テキストが種類・内容共に充実しているからです。

各等級の公式テキスト・問題集・過去問が販売されているため、試験内容を網羅したインプット・アウトプト学習がバランスよくできます。

学習期間に余裕があれば、各等級別の公式テキストや問題集を活用することで、試験合格に必要な専門知識を十分に学べるでしょう。

美術検定3・4級は、西洋美術・日本美術の代表作品から出題され、合格率は80~95%を推移しているため、独学で合格しやすい試験だといえます。

上位級である1級は、美術作品を自分自身で解釈し、明解に伝達するナビゲーターとしてのスキルも習得する必要があります。

そのため、独学では試験対策に限界を感じる部分もあるでしょう。

独学で上位級合格を目指す場合は、試験傾向の把握や、合格ポイントを押さえた試験対策が必要です。

独学が向いている人

  • 自己管理能力が高い(スケジュール管理・モチベーション維持)
  • 試験勉強の時間が十分に確保できる
  • 学習に集中できる環境が整っている
  • 美術鑑賞に関する基礎知識・経験がある

試験範囲が広く、上位級は難易度も高いため、短期間で合格を目指したい方・1級合格を目指す方は通信講座がおすすめです。

美術検定のおすすめ勉強法

美術検定のおすすめ勉強法は、公式テキストをベースに過去問や問題集を併用して知識を定着させる方法です。

試験範囲が広い美術検定は、公式テキストの内容を一から全て学習するのは時間がかかります。

そこで、まずは公式テキストを一読した後に、自分が得意な分野から勉強を始めていく方法をおすすめします。

得意分野の勉強は覚えが早く、試験勉強のモチベーションアップにもつながるため、そこから徐々に勉強範囲を広げていくと効率よく知識を習得できるでしょう。

歴史の流れに沿って丁寧に学びたい方や、短期間で効率よく学びたい方は、学習カリキュラムが整った通信講座の利用がおすすめです。

美術検定おすすめテキスト

美術検定を独学で目指す場合や、通信講座の副教材としておすすめのテキストを紹介します。

美術検定は、公式テキストの種類が豊富なため、まずはどのテキストを選べばいいのか悩む方も多いようです。

より分かりやすく、楽しみながら学べる美術検定4級の入門書とも言えるテキストと、1~3級に対応した効率的な総合学習が可能な一冊を紹介します。

紹介する2冊のテキストは、試験内容が網羅されているため、これから美術検定の勉強を始める方、試験対策のメインテキストをお探しの方にもおすすめです。

この絵、誰の絵?100の名作で西洋・日本美術入門

美術鑑賞や美術検定の入門書としておすすめできる、美術検定4級公式テキストです。

オールカラーで見やすく、西洋と日本美術の名作100点がクイズ形式で解説されているため、楽しみながら知識を増やせます。

自分が美術作品をどの程度知っているのか、レベルチェックにも役立つでしょう。

一度は目にしたことがあるような有名な作品を多く掲載しているため、初心者でも親しみやすく、美術検定の入門書としておすすめです。

改訂版ー西洋・日本美術史の基本ー美術検定1・2・3級公式テキスト

美術検定1~3級に対応した公式テキストと速習ブックをまとめた一冊です。

「みてわかる」「読んでわかる」「ポイントで分かる」の3部構成になっていて、美術史をさまざまな角度から学べます。

西洋美術・日本美術を総合的学習でき、美術検定の試験範囲をまずはおおまかに理解したい時に役立ちます。

作品と歴史的背景が結びつき、断片的な知識が一つにまとまって、美術の教養が深まるおすすめの一冊です。

美術検定2級・3級におすすめ過去問

美術検定を独学で目指す場合や、通信講座の副教材としておすすめの過去問を紹介します。

試験対策として、試験傾向や合格のポイントを掴むためには、過去問学習は欠かせません。

テキスト学習である程度知識を身に付けたら、問題集や過去問に取り組むと良いでしょう。

ここでは、2級・3級向けの過去問を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

美術検定3級問題集ー基本編:アートの歴史を知る

美術検定3級の過去問や練習問題、予想問題に取り組めるおすすめの問題集です。

各時代に分かれて出題されるため、苦手な分野を集中して学習できます。

出題範囲が網羅されていて、同じ問題が試験で出題されることもあるため、繰り返し問題を解き、しっかりと理解する学習方法がおすすめです。

美術検定2級問題集ー応用編:アートの知見を広げる

美術検定2級の過去問・練習問題をメインに構成されたおすすめの問題集です。

2018年に出題形式が変更した実践問題や、新設問題など最新の問題傾向を踏まえた試験対策が出来ます。

3・4級で学んだ西洋美術・日本美術の歴史に加え、現代美術や東洋美術、工芸、デザイン等ジャンル別に出題されているのが特徴です。

美術検定2級は3・4級と比較して出題範囲が広がり、難易度も大幅に上がるため、試験傾向を掴むことが合格の鍵となります。

過去問と予想問題のどちらも取り組めるため、試験対策には欠かせない一冊だといえるでしょう。

通信講座の補助教材や試験の直前対策用としてもおすすめです。

美術検定おすすめアプリは?

アプリを利用した勉強方法は、隙間時間を有効活用でき、時間・場所問わず学べるのが魅力です。

ここでは、美術検定のおすすめアプリを2つご紹介します。

公式アプリから、気軽に楽しみながら学べるアプリもありますので、自分の勉強スタイルやレベルに合わせて取り入れましょう。

美術検定アプリ

美術検定3・4級レベル(初級)に設定された美術検定の公式アプリです。

一問一答・タイムチャレンジ・名作カードの3部で構成されています。

一問一答は、ジャンル別で自由にカスタマイズできるため、苦手分野を集中して学びたい時に役立ちます。

一問一答で知識を定着させた後は、制限時間内に問題を解くタイムチャレンジに挑戦して、定期的に実力チェックをすると良いでしょう。

タイムチャレンジ終了後は、成績がチェックできるため、現在の理解度を見える化し、今後の勉強計画にも反映できます。

どのコンテンツも短時間で気軽に取り組めるものばかりなので、移動時間や仕事、家事の隙間時間を有効活用したい時におすすめですね。

DailyArt

365日、日替わりで世界のアート作品を楽しめるアプリです。

写真と共に画家紹介と作品の見どころ、歴史的背景が紹介されています。

美術館に行かなくても、ジャンルを問わず世界の名作を見て学べるのが最大の魅力でしょう。

美術検定で問われる、世界的に有名な絵画はもちろん、日本国内の知名度が低い隠れた名作に出会える楽しさもあります。

試験に直結する基礎知識を学びながら、受験勉強の息抜きや楽しみとしても活用できるおすすめアプリですね。

美術検定の試験内容と受験資格

美術検定1~4級の試験内容と受験資格を解説します。

美術検定は、等級によって試験の実施方法や出題形式が異なるため、注意しましょう。

美術検定1級・2級・3級・4級の2024年試験内容・日程

【美術検定1級】

試験日
  • 毎年11月2週目の土日に実施 ※詳細は決定次第公開
実施方法
  • オンライン試験(パソコン・タブレット)
    ※スマートフォン不可
  • 手書き・郵送(記述問題のみ)
出題形式/試験時間
  • 選択式および記述式
受験申込期間
  • 毎年8月1週目〜11月1週目 ※詳細は決定次第公開
受験申込方法
  • インターネット申し込み(受験サイト:美術検定オンライン)
受験料
  • 9,990円
受験料支払方法
  • PayPal(クレジット決済可能)
  • 銀行振込
試験結果
  • 後日受験サイトにて公表(合否・得点・各設問の正誤)
    ※2023年美術検定試験結果の公表期日は未定
  • デジタルデータ「合格認定証」の発行(選択問題・記述問題共に合格の場合)

【美術検定2級】

試験日
  • 毎年11月2週目の土日に実施 ※詳細は決定次第公開
実施方法
  • オンライン試験(パソコン・タブレット)
    ※スマートフォン不可
出題形式/試験時間
  • 選択式(約100問)美術史問題(約85問)/60分
  • 実践問題(約15問)/30分
受験申込期間
  • 毎年8月1週目〜11月1週目 ※詳細は決定次第公開
受験申込方法
  • インターネット申し込み(受験サイト:美術検定オンライン)
受験料
  • 7,950円
受験料支払方法
  • PayPal(クレジット決済可能)
  • 銀行振込
試験結果
  • 後日受験サイトにて公表(合否・得点・各設問の正誤)
    ※2023年美術検定試験結果の公表期日は未定
  • デジタルデータ「合格認定証」の発行(美術史問題・実践問題共に合格の場合)

【美術検定3級】

試験日
  • 毎年11月2週目の土日に実施 ※詳細は決定次第公開
実施方法
  • オンライン試験(パソコン・タブレット)
    ※スマートフォン不可
出題形式/試験時間
  • 選択式(約100問)/60分
受験申込期間
  • 毎年8月1週目〜11月1週目 ※詳細は決定次第公開
受験申込方法
  • インターネット申し込み(受験サイト:美術検定オンライン)
受験料
  • 6,110円
受験料支払方法
  • PayPal(クレジット決済可能)
  • 銀行振込
試験結果
  • 後日受験サイトにて公表(合否・得点・各設問の正誤)
    ※2023年美術検定試験結果の公表期日は未定
  • デジタルデータ「合格認定証」の発行

【美術検定4級】

試験日
  • 通年実施
実施方法
  • オンライン試験(パソコン・タブレット)
    ※スマートフォン不可
出題形式/試験時間
  • 選択式(約50問)/45分
受験申込期間
  • 通年受付中
受験申込方法
  • インターネット申し込み(受験サイト:美術検定オンライン)
受験料
  • 3,970円
受験料支払方法
  • PayPal(クレジット決済可能)
  • 銀行振込
試験結果
  • 試験終了後に即時判定
  • デジタルデータ「合格認定証」の発行

美術検定は1級記述試験を除き、全てオンライン受験が可能です。

4級は通年受験が可能ですが、1~3級は年に一度、毎年11月に開催されます。

申し込みから、試験、結果発表まで全てオンラインで行うため、試験申し込みにはまず会員登録が必要になります。

接続トラブルなど不測の事態も考えて、試験申し込みやオンライン受験は時間に余裕を持って行いましょう。

美術検定の受験資格

美術検定2~4級は、年齢や学歴・性別等関係なく、美術に関する知識や経験がない方でも申し込めます。

最上位級の1級に合格するためには、まず美術検定2級合格を目指しましょう。

美術検定の難易度は?

美術検定の難易度は各等級で大きく異なります。

美術検定1級は、合格率が20%を下回る難関試験ですが、3・4級は合格率が80%を超えて比較的合格しやすい試験です。

上位級合格のためには、西洋・日本美術の基礎から応用までの総合的な知識を身に付ける必要があり、4級に関しては美術作品の代表的作品をきちんと覚えることで合格を目指せます。

美術検定は、等級によって難易度が大きく異なりますので、合格を目指すには自分のレベルや目的に合った等級選択が必要です。

ここでは、美術検定1~4級の合格基準や合格率、難易度を解説します。

美術検定1級の難易度

合格基準 一定の基準に達していること
合格率 19.3%(2020年度試験)

美術検定1級は、合格率が20%を下回る、難易度の高い試験といえます。

合格基準は、70~80%を推移していますが、各年度で異なります。

  • 2016年:70%
  • 2017年:75%
  • 2018年:80%

合格基準は年々上昇しているため、難易度が更に高まる可能性もあるでしょう。

1級の合格には、前年の基準を超えた85%以上の正解率が基準になります。

美術検定2級の難易度

合格基準 正解率約60%以上(受験者の解答率によって前後する可能性あり)
合格率 63.0%(2020年度試験)

美術検定2級は、美術史・実践問題どちらも合格基準を満たす必要があり、3・4級と比較して難易度は急激に上がります。

合格率は約35~60%を推移し、開催年度によって差があります。

  • 2014年:37.4%
  • 2016年:36.4%
  • 2018年:41.9%
  • 2020年:63.0%

2級は試験範囲が広く、西洋美術史・日本美術史と合わせて美術鑑賞の役割・機能に関する実践問題もあります。

公式テキスト・問題集を通して美術史を学ぶだけでなく、実際に美術鑑賞・美術活動の経験を持つことも重要でしょう。

日常的に美術に関するニュースに耳を傾けて、情報収集しておくことをおすすめします。

美術検定3級の難易度

合格基準 正解率約60%以上(受験者の解答率によって前後する可能性あり)
合格率 82.9%(2020年度試験)

美術検定3級は、合格率が約80%前後で、比較的難易度は低い試験です。

美術検定4級で出題される西洋美術・日本美術の代表的な作品に関係する歴史的背景も問われます。

合格するためには、西洋美術・日本美術の大まかな美術史は頭に入れておきましょう。

美術史は奥深く、内容も広いため効率よくポイントを押さえた学習が必要です。

公式テキスト・問題集や通信講座を利用した学習方法は、ポイントを押さえて複雑な美術史を分かりやすく学べます。

美術鑑賞の経験がなく、まずは美術検定3級を目指す方は、試験対策に特化したアイ・イーシー通信講座の利用がおすすめです。

美術検定4級の難易度

合格基準 正解率約60%以上(受験者の解答率によって前後する可能性あり)
合格率 96.5%(2018年度試験)

美術検定4級は合格率が95%を超え、難易度は低く、比較的合格しやすい試験といえます。

「数時間の学習でも合格できた」という口コミもありますが、油断は禁物です。

美術を初めて学ぶ方は、西洋美術・日本美術の代表的な作品を十分に理解してから受験することをおすすめします。

美術検定を受験するメリットは?

美術検定を受験するメリットは以下の3つです。

  • 美術検定合格者特典・優遇措置がある
  • 就職・転職に役立つ
  • 美術鑑賞の感性が養われる

美術検定を受験することによって、美術鑑賞力がアップするだけでなく、美術館の入館料がお得になる合格者特典が利用できます。

また、美術検定1級に合格することで、アートナビゲーターとして仕事ができるため、就職・転職面でもメリットがあります。

ここでは、それぞれのメリットを詳しく解説します。

美術検定合格者特典・優遇措置がある

美術検定合格者には、各種割引サービスや就職・入学に役立つ合格者特典や優遇措置があります。

主な合格特典は以下の通りです。

  • 美術検定応援館に登録する美術館への割引入場
  • 美術出版社の書籍・雑誌10%引(出版社へ直接注文の場合)
  • 美術館のボランティア・スタッフ募集
  • メールマガジン配信(展示会・イベント情報)
  • 大学への推薦・AO入試優遇措置
  • アートナビゲーター限定イベント・セミナーへの参加(1級合格者のみ)

美術検定の応援館・応援施設は公式サイトで確認できます。

ポーラ美術館(神奈川県)や佐野美術館(静岡県)など、全国各地の美術館に100~200円割引で入場できます。

さらに、1・2級合格者は入場料が半額になる施設もあり、非常にお得な特典です。

メールマガジンは月に1~2回ほど配信されます。

全国各地の展示会や美術のイベント情報など、旬な情報が手に入り、ボランティアやスタッフ募集の求人情報もあります。

美術鑑賞で頻繁に美術館やイベントを訪れる方にとって、便利で役立つ特典といえるでしょう。

就職・転職に役立つ

美術検定の資格を取得し、美術館や展示場のスタッフとして就職・転職することも可能です。

合格者特典の中に、美術施設でのボランティアやスタッフ募集の案内(メールマガジン)もあるため、有効活用するといいでしょう。

1級合格者はアートナビゲーターとしての称号を与えられるため、展示会・イベントでガイドやアドバイザーとして働くことも可能です。

就職・転職に有利になり、活躍の場が広がることは資格取得の大きなメリットですね。

美術鑑賞の感性が養われる

美術の教養が身に付くことで、感性が磨かれ、ワンランク上の美術鑑賞が楽しめるようになります。

作品の見どころや歴史的背景を知ることで、今までと違った視点から美術鑑賞が出来るでしょう。

また、見る作品が偏りがちだった方は、今まで興味がなかった分野の魅力を発見することにもつながります。

感性が養われることによって視点が広がり、美術館や旅先での美術鑑賞がより充実するでしょう。

アートナビゲーター(美術検定1級)の仕事内容

アートナビゲーターの仕事内容は「美術作品の見どころや美術鑑賞の楽しさを伝えること」です。

美術作品や美術史の幅広い専門知識だけでなく、分かりやすく伝えるスキルやコミュニケーションスキルも必要です。

美術検定を活かせる仕事

美術検定を活かして働ける場所は、美術館やアートイベント、ギャラリーなどが挙げられます。

多くのアートナビゲーターは、美術館のスタッフやイベント・ギャラリーのガイドとして活躍していますが、独立・開業も可能です。

独立・開業した場合は、セミナーを開講して美術鑑賞の魅力を多くの人に伝えられるため、やりがいもあり、高収入を目指せるでしょう。

近年では、オンラインや自宅教室での少人数制セミナーやワークショップ、美術館に同行して鑑賞のノウハウを伝達する個人レッスンも人気です。

美術鑑賞の魅力を伝達する方法が多様化することで、資格の活用方法も広がっているといえます。

美術検定の需要や将来性

美術館の来場者数は年々増加し、全国各地でアートイベントも数多く行われているため、今後は美術鑑賞がより身近な存在になっていくと考えられています。

美術鑑賞の魅力を伝え、ナビゲートする「アートディレクター」の仕事は、美術鑑賞の関心が高まるにつれて、活躍の場も広がるでしょう。

美術検定は民間資格ですが、美術鑑賞の教養を証明する唯一の資格と言うことで、その希少性の高さも注目されています。

徐々に知名度が高まりつつある美術検定は、アート業界で将来性がある資格といえます。

美術検定と関連する資格

美術検定の関連資格「色彩検定」「色彩士検定」をご紹介します。

「色彩検定」と「色彩士検定」の違いについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

色彩検定

色彩検定は、色に関する知識・技能を問う検定資格です。

1〜3級、UC級(ユニバーサルデザイン級)のレベル別4種類の等級に分かれています。

色彩の知識は、美術だけでなく、ファッションやデザイン、建築など幅広い分野で活用できるのが魅力です。

基本的な色彩の知識があることは、色彩豊かな美術作品をより深く理解することにつながります。

文部科学省後援の公的資格で、就職・転職にも役立つため、ダブルライセンスとしてもおすすめの資格です。

色彩士検定

色彩士検定は、全国美術デザイン教育振興会が実施している民間資格です。

現在は、文部科学省や日本色彩研究所などの後援を受けています。

色彩士検定には演習・実技試験があり、知識だけでなく技能面も問われる点が色彩検定との大きな違いです。

美術鑑賞や、美術活動全般に幅広く活用したい方におすすめの資格といえます。

当サイトではカラーコーディネーターや色彩検定に関しておすすめの通信講座を紹介しているので、色彩検定や色彩士検定の受験をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

美術検定に関するよくある質問

美術検定に関するよくある質問をまとめました。

  • 美術検定のオンライン試験でカンニングするとどうなるの?
  • 美術検定に役立つおすすめの美術館は?
  • 美術検定のチェック方法とは?

安心して試験勉強に取り組めるよう、受験を検討している方は事前によく確認しましょう。

美術検定のオンライン試験でカンニングするとどうなるの?

美術検定のオンライン検定でカンニング等の不正行為が判明した場合、受験資格・合格認定を失い失格となります。

オンライン検定を実施するに当たり、美術検定は、制限時間と問題数、出題内容を工夫することによって、カンニングリスクを回避しています。

カンニングによって問題一つひとつを調べていたら、制限時間内に試験を終わらせるのは困難です。

オンライン試験であっても、参考資料やテキストは手元に置かないよう十分注意し、環境を整えて試験を受けましょう。

美術検定に役立つおすすめの美術館は?

美術検定の公式サイトでも紹介されているおすすめ美術館・博物館を紹介します。

  • 東京国立博物館(東京都)
  • 横浜美術館(神奈川県)
  • 東京都現代美術館(東京都)
  • ポーラ美術館(神奈川県)
  • 佐野美術館(静岡県)
  • 松岡美術館(東京都)

横浜美術館やポーラ美術館は、美術検定の応援館・応援施設としても登録されています。

応援施設は、資格取得後も合格特典の割引価格で入館できるため、美術の教養を深め、美術鑑賞を楽しむためにおすすめの施設です。

美術検定のレベルチェック方法とは?

美術検定が気になるけど、自分のレベルが分からない方や受験級をお悩みの方は、オンラインの美術検定レベルチェックがおすすめです。

制限時間は60分で、西洋美術・日本美術に関する50問が出題されます。

レベルチェック終了後は、各分野の正解率と共に自分が何級レベルなのか明確に示してくれます。

受験する階級を迷わず決められることや、実力がすぐに判定できることがメリットです。

公式サイトで手軽にエントリーできるレベルチェックですが、1,500円の有料コンテンツであり、開催期間も限られていることがデメリットといえます。

1,500円は高いと感じる方もいると思いますが、信頼性のある確実なレベルチェックができるため、有料で利用する価値は十分にあります。

確実性のあるレベルチェックがしたい方は、申し込み前や試験前に有効活用しましょう。

まとめ

美術検定におすすめの通信講座は以下の3社です。

通信講座 コース名/料金 講義時間/学習時間 合格率/実績
アイ・イーシー
  • 美術検定3級合格講座/27,500円
  • 標準学習期間:3ヶ月
  • 公表なし
国際文化カレッジ
  • 美術品鑑賞・鑑定入門講座/39,000円
  • 標準学習期間:6ヶ月
  • 公表なし
美術Academy&School
  • 2024はじめての西洋美術史-西洋美術基礎講座-/35,200円
  • 2024年 はじめての日本美術史/24,750円
  • はじめての西洋美術史標準学習期間:5ヶ月(10~2月)
  • はじめての日本美術史標準学習期間:2ヶ月(8~9ヶ月)
  • 公表なし

美術検定の通信講座選びは、

  • 学習カリキュラムと教材内容
  • 講座費用
  • サービス・サポート体制

以上の3点を考慮しながら選ぶことで、自分に合った通信講座が見つかります。

美術検定は、試験範囲が広いため、最短ルートで合格を目指す上では、通信講座の利用がおすすめです。

今回紹介した内容を参考にして、自分に合った通信講座を選択し、美術検定の合格を目指しましょう。

短期間で基礎知識を身に付けたい方はアイ・イーシーがおすすめです。

公式テキストと徹底した学習カリキュラムで、美術鑑賞に必要なスキルが学べます。

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編集者

キャリアコンサルタントの国家資格を所有しています。実際に資格取得で役に立った情報をお届けしていきますので、これから資格取得を考えているあなたの手助けができれば幸いです。

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