テレワークが働きかたの一つとして定着したこともあり、同僚や上司とオンラインで会議を行う機会が増えた。ただ一般ユーザー向けのノートPCが内蔵するマイクやスピーカーは、オンライン会議に向いたものであるとは限らない。エコーで声がよく聞こえなかったり、自分の声がノイズまみれになってしまって相手に伝えにくくなったりした経験のある方も多いのではないか。

そうしたときにオススメなのが、今回紹介するモバイル アダプター スピーカーフォン「MH3021P」である。高性能なノイズキャンセル機能やエコーキャンセル機能を搭載しており、オンライン会議を快適に行える。また多彩なインターフェースを搭載しており、ノートPCの拡張性を大きく高めてくれることにも注目したい。

  • 高品位なスピーカーやマイク機能に加え、ディスプレイ出力端子なども備えるMH3021P。直販価格は21,600円(税抜)

    高品位なスピーカーやマイク機能に加え、ディスプレイ出力端子なども備えるMH3021P。直販価格は21,600円(税抜)

導入は非常に簡単、テレビ会議や通話のクオリティが向上

MH3021Pでは円形のデザインを採用しており、ファブリック素材の天面にはスピーカーと、タッチで操作するいくつかのボタンを装備している。PCとの接続では、底面から引き出すType-CのUSBケーブルを利用する。そのため、基本的にはType-Cポートを搭載するノートPCと組み合わせて利用する。

  • 天面にはタッチで操作できるボタンを装備する

    天面にはタッチで操作できるボタンを装備する

  • 底面のケーブルフォルダからType-Cケーブルを引き出してノートPCなどに接続する

    底面のケーブルフォルダからType-Cケーブルを引き出してノートPCなどに接続する

Windows 10が動作しているノートPCなら、接続やセッティングは非常に簡単だ。前述のとおり、底面から引き出したType-CのケーブルをノートPCのType-Cポートに接続するだけでよい。MH3021Pは、ケーブルを挿すだけでWindows 10に自動で認識され、専用ユーティリティのインストールは必要ない。

ただしWindows 10からスピーカーやマイクとして利用するためには、「設定」アプリの「システム」にある「サウンド」で、いくつかの設定が必要になる。

まずはサウンドの「出力」で、「エコーキャンセルスピーカーフォン(Dell MH3021P)」を選択すると、MH3021Pをスピーカーとして利用できるようになる。同じように「入力」を「エコーキャンセルスピーカーフォン(Dell MH3021P)」にすると、マイク機能が使えるようになる。

  • 設定アプリから、MH3021Pをスピーカーとマイクとして利用できるように設定しよう

    設定アプリから、MH3021Pをスピーカーとマイクとして利用できるように設定しよう

ノイズキャンセル機能は、周囲の騒音レベルを下げ、話している声だけを相手に伝えやすくする機能だ。同様の機能をサポートするイヤフォンも増えているので、効果を想像しやすいユーザーも多いだろう。

実際にSkypeやLINEなどの通話アプリ、そしてZOOMなどのオンライン会議アプリを利用し、一般ユーザー向けのノートPCが搭載するマイクとMH3021Pが搭載するマイクで、そのクオリティを比較してみた。

内蔵マイクを利用して通話すると、事務所内で動いているエアコンやサーキュレータの音などで全体的にざわ付いた感じになり、話している人の声が埋没してしまっているように感じる。しかしMH3021Pのマイクを通して通話してみると、そうした生活音のレベルがぐっと低減され、お互いの話している声だけがすっきり聞こえるようになった。

また15~16平米の部屋の中心に置いた机の上にMH3021Pを設置して、マイクの感度も確認してみた。机のまわりにイスを置くと70cm~1m程度離れた状態になるが、このくらいなら普通にしゃべりかけるくらいの音量でまったく問題ない。

おおむね1.5mくらいまでなら、とくに声を大きく張り上げなくても問題ないように感じた。複数の社員を会議室に集めて別の地域の部署とオンラインで会議したい、という場合でも、MH3021Pなら問題なくこなせるだろう。

エコーキャンセル機能も重要な機能だ。オンライン会議に適していないマイクを装備するノートPCで、複数の人とやり取りを行うオンライン会議アプリを利用すると、声に反響が加わって聞き取りにくくなったり、「キーン」という耳障りなハウリング音が発生したりすることがある。

こうした不快な「エコー現象」を抑え、快適なやり取りをサポートしてくれるのが、MH3021Pのエコーキャンセル機能である。前述した通話テストでも、エコー現象に起因する反響やハウリングのない、すっきりとした音声でオンライン会議が行えた。

天板にはいくつかのボタンが用意されており、スピーカーの音量や音声のミュート機能、着信管理などをPCのアプリを操作せずに行えるのもなかなか便利だった。音量レベルやミュート機能の状態は、天板のLEDで視覚的にも確認できるようになっている。

特にオンライン会議では、発言していないときは自分のマイクが無駄な音を拾わないようにするため、ミュートにしておくのが一つのマナーとなっている。MH3021Pなら、アプリをアクティブ化してミュートボタンを押すという面倒な作業をしなくても、天板のボタンをタッチするだけでよい。

  • 天面のボタンをタッチして音量調整を行うと、白いLEDで音量の状況を知らせてくれる

    天面のボタンをタッチして音量調整を行うと、白いLEDで音量の状況を知らせてくれる

  • ミュート状態の場合は赤いLEDが点灯する

    ミュート状態の場合は赤いLEDが点灯する

多彩なインターフェースでノートPCを使いやすく

MH3021Pは、スピーカーフォンとしての機能だけではなく、ノートPCに各種インターフェースを追加できる「ドッキングステーション」としても機能する。

  • 背面には、2個のマイク、HDMI、Type-Cを搭載する

    背面には、2個のマイク、HDMI、Type-Cを搭載する

  • 側面にはUSB 3.0ポートを2個装備する

    側面にはUSB 3.0ポートを2個装備する

たとえば自宅やオフィスでは、液晶ディスプレイやプリンタ、外付けHDDなどを接続したMH3021Pと連係し、リッチな環境でノートPCを活用できる。

外出時などノートPCのみを持ち出して利用したいという場合には、MH3021PのケーブルをノートPCから外せばよい。それだけの作業で、MH3021P経由で利用していた周辺機器をすべて外せる。自宅などに戻り次第MH3021PのType-CケーブルをノートPCに挿しなおせば、元の環境に戻せる。

搭載するインターフェースは、2基のUSB 3.0ポート、HDMI、Type-Cポートだ。ディスプレイ出力端子としてはHDMIとType-Cの2系統が利用でき、最大解像度は3,840×2,160ドット、リフレッシュレートは60Hzまで対応する。4Kディスプレイを接続すれば、広大なデスクトップを利用して快適な作業が行えるようになる。

またType-Cポートは、「USB PD パススルー」という機能に対応する。充電で利用するACアダプタのケーブルをここに挿すと、MH3021Pを接続したノートPCの充電も行えるのだ。Type-Cを1基しか搭載せず、しかもそれを充電用にも利用するというノートPCでも安心の機能である。

  • USB PD対応で充電にType-Cを利用するノートPCでも、充電機能しながらMH3021Pを利用できる

    USB PD対応で充電にType-Cを利用するノートPCでも、充電機能しながらMH3021Pを利用できる

ドッキングステーションとして考える場合、有線LANポートを装備しないのはちょっと残念な点ではある。しかしUSB 3.0ポートに接続して有線LANポートを増設できる「アダプター - USB 3.0 - イーサネットPXE起動」(3,400円、税抜)などを利用すれば、有線LANポートをMH3021P経由で利用することが可能だ。

テレビ会議を利用する上では必須の機能であるノイズキャンセル機能とエコーキャンセル機能を搭載し、スピーカーフォンとしての完成度を高めながらも、多彩なインターフェースを搭載してノートPCの拡張性や利便性を大きく高めてくれるMH3021P。テレワークには必須のアイテムと言っていいだろう。

Dell モバイル アダプター スピーカーフォン – MH3021P

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原稿/撮影 竹内亮介

監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
   広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也

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[PR]提供:デル・テクノロジーズ