BLUETTI Japanが、新趣向のポータブル電源「FridgePower」を発表した。家庭の冷蔵庫に接続して使うのを前提にした製品で、災害などで停電した場合も冷蔵庫に電力を供給し続けられ、保存した食品がダメになるのを防げる。本体は厚さ75mmの板状にし、ちょっとしたスペースにも設置できるようにした。
応援購入サイトのMakuakeで9月1日からクラウドファンディングを実施する。販売価格は未定。
アウトドアに持ち運んで使うことを想定した一般的なポータブル電源とは異なり、冷蔵庫や熱帯魚の水槽など、停電で電力が断たれると困る家庭内の家電製品に接続することを想定したポータブル電源。
本体は厚さ75mmのフラットな形状に仕上げ、冷蔵庫の上や横などの限られたスペースに設置できるようにした。スリムな形状ながら、EV向けの最新バッテリーセル(リン酸鉄リチウムイオン)を用いることで、2,016Whの容量を確保した。2~3人家族向けの300~450リットルの冷蔵庫の場合、20~30時間駆動できる。ほぼ同じ形状の拡張バッテリーを接続すれば、本体の4倍の8,064Whまで容量を拡張できる。
3カ月に1度、バッテリーをすべて放電したうえでフル充電を自動で実施するバッテリーケア機能を搭載し、バッテリーの劣化を防ぐ工夫も採用している。
背面にはAC100V出力を2基備えており、冷蔵庫と一緒に別の機器も接続できる。定格出力は1,800Wで、調理家電など消費電力の高い機器も使える。別売のワイヤレスディスプレイを使えば、バッテリー容量や現在の出力などの状況が確認できる。
本体の底面には約3cmまで伸ばせる脚を内蔵しており、冷蔵庫の上に設置した場合も放熱を妨げないよう工夫した。脚は滑りにくい素材を用いている。壁掛け用のブラケットが標準で付属し、壁に固定することも可能。
本体サイズは580×350×75mm、重さは19.7kg。
BLUETTI Japanの川村卓正CEOは「災害による停電が増えている状況を受け、冷蔵庫の停電対策を意識する人が増えている。食品だけでなく、冷蔵保存が必要な薬品や手作りの離乳食などの大事なものを冷蔵庫に保管している人も多いからだ」と、冷蔵庫の停電対策への関心が高まりつつあることを説明します。
食品については、停電発生後の食中毒を防げるメリットを訴求します。「停電中に冷蔵庫内の温度が上がると食品が腐敗してしまうが、電気が復旧して再び食品が冷やされると、腐敗したことに気づかず食べて食中毒を起こすことがある。全国の自治体や保健所も、この“隠れ腐敗”に注意を促しているほどだ。ポータブル電源があれば、冷蔵庫の食の安全を確保できる」(川村さん)
日本の狭い住宅環境でも設置しやすくすることと、いざ停電した時に少しでも長く保冷できることを両立すべく、EVで使われている最新バッテリーセルを導入したそう。「円筒形のバッテリーセルだと、無駄なスペースが生じてしまう。本体を薄く仕上げつつも十分なバッテリー容量を確保するため、スクエアな形状のEV用バッテリーセルを採用した」(川村さん)








