東京・お台場の屋内型遊園地「東京ジョイポリス」に、ソニーマーケティングが企画・開発および全体設計を担当した新アトラクション『NARUTOミュージックダンサー』が登場。このアトラクションには、ソニー独自の先端技術が活用されています。
今回は7月24日(金)のオープンに先駆けて行われた報道向け内覧会の様子をレポートします。
準備いらずのモーションキャプチャで、“NARUTO×ダンス”を実現
『NARUTOミュージックダンサー』は、最大5人(最小1人)で同時プレイできる音楽ダンスゲームです。プレイヤーは、TVアニメ「NARUTO-ナルト- 疾風伝」の主題歌である、いきものがかりの『ブルーバード』に合わせ、画面に表示されるポーズガイドを見ながら体を動かし、高得点を目指します。
最大の特徴は、ソニーが独自に開発した「マーカーレスモーションキャプチャー」技術の活用。プレイヤーが体に器具を装着していなくても、多方向からとらえた動きをAIで解析することで、高精度かつリアルタイムでのトラッキングが可能です。
技術的には10名以上の同時トラッキングにも対応できますが、今回は運用の観点から最大5名に設定。様々な角度から人物を撮影することで、人と人が重なり合う場面でも身体の動きを正確に推定します。
『NARUTOミュージックダンサー』では、一部屋あたり8台のカメラを使用し、1~5人のモーションキャプチャーを行っています。プレイヤーの動きはアトラクション内に設置されたカメラで捕捉され、大型スクリーンにゲームと一緒に等身大で表示されます。
ダンスを極めて火影を目指すダンスゲーム、実際にやってみた
ゲーム性としては「火影を目指せ!」をコンセプトに、6種類の基本ポーズと必殺技をタイミングよく繰り出すことで高得点を狙う多人数型ダンスゲーム。プレイヤーは、ナルトかサスケのどちらかとともに、最大5人のチームで調査ミッションに挑みます。
プレイヤーの動きはすべてスコアに変換されます。ポーズや必殺技を決めるとリアルタイムでエフェクトが発生。クライマックスでは、必殺技「螺旋丸」または「千鳥」を放ってフィニッシュする爽快な演出も。
実際にプレイしてみるとしゃがんだり腰を落としたりと全身を使うポーズが多く、1回通して遊ぶと「体を動かしたな」と十分実感できる内容。テンポよく進むため、必死に体を動かしているうちに終わっていたという印象です。プレイヤー個人ごとのスコアがきちんと算出されるので、家族や友人同士で競い合って盛り上がれそうです。
NARUTOが題材となっているのは、やはり訪日客人気を見込んでとのこと。主題歌の「ブルーバード」も海外で根強い人気があり、そこに近年人気のダンス動画要素を加えて生まれたアトラクションと言えそうです。
なお、ゲームエリアはナルト・サスケの2部屋に分かれており、案内される部屋はランダム。好きなキャラに会いたい人には厳しい仕様ですが、パスポートを購入して何度かトライすれば可能性はありそうです。筆者はナルトの部屋で体験しましたが、久々にしゃべるナルトを見てちょっと懐かしい気持ちになりました。
ソニーは人気コンテンツ×先端技術の体験型エンタメに注力
ソニーマーケティングは、マーカーレスモーションキャプチャ技術と「NARUTO-ナルト-」の世界観を融合し、ゲーム開発からアトラクションの美術・施工に至るまで、全体設計を担当。本作のダンスの監修は、TikTokやYouTubeで活躍するクリエイター・TAICHI氏が担当。クリエイティブディレクションとコンテンツの企画・開発は、カヤック所属のXRクリエイターの天野清之氏が手がけています。
こうしたIPと先端技術を掛け合わせた「ロケーションベースエンタテインメント(LBE)」(テーマパーク等に行って楽しむ体験型エンタメ)はソニーの注力領域の一つで、今後も国内外を含め拡大していく方針ということでした。
訪日客ターゲットの『NARUTOミュージックダンサー』ではありますが、説明画面を見れば初見でも遊べる内容かつ有名作品なので、「ジョイポリスに来たからついでに遊ぶ」という需要にも応えられそうに思いました。昨今加熱するLBEの成功事例となるか、オープン後の反響にも注目したいところです。











