米AMDは5月14日(現地時間)に同社がRDNA 4製品向けに展開してきた「FSR 4」シリーズについて、旧世代製品でも利用できるようサポートを拡充すると明らかにしていた。RDNA 3に加えてRDNA 2製品にも投入するとしていたが、RDNA 3.5には当面FSR 4が展開されないようだ。独Hardwareluxxが報じている。
FSR 4シリーズは、Radeonグラフィックスが統合する推論コアを活用したことで品質面で強力な改善が見られた超解像機能セット。RDNA 4シリーズではFP8を用いているが、RDNA 3ではINT8を活用することでFSR 4への対応を実現。2027年にはRDNA 2アーキテクチャでもFSR 4を利用したゲームプレイが行えるようになるという。
そこで、独HardwareluxxはCOMPUTEX 2026で台湾に訪れていたコーポレートVP兼クライアント部門ゼネラルマネージャーであるデイビッド・マカフィー氏に質問を実施。「RDNA 3とRDNA 4の間にあるRDNA 3.5でFSR 4は使えるようになるのか?」と質問したところ、「当面予定していません」との回答が得られたと報じている。
RDNA 3.5はモバイル向けプロセッサの内蔵グラフィックスとして展開されているもので、Strix PointやKrackan Pointで搭載するRadeon 890Mや880Mとして知られている。内蔵グラフィクスではすべてのコンポーネントでメモリを共有するために、追加で超解像処理にあてるメモリ帯域があまり多くなく、グラフィクス処理とのトレードオフになってしまう恐れもあるだろう。
とはいえ、まだ投入が完全に見送られたというわけではない。Ryzen AI Z2を搭載するROG Xbox Allyでは統合するNPUを活用した超解像機能として「Microsoft Auto SR」が展開されている例もあり、FSR 4が使えるようになることもあるかもしれない。
