ASRockブースで面白かったのは、ついに「Taichi」シリーズから登場するオールインワン水冷CPUクーラーである。ハイエンドとしての高い性能はもちろん備えつつ、テイストが全く異なるユニークな2モデルが用意されており、注目度は高い。同社の簡易水冷はまだ歴史が浅いものの、それだけに、攻めに徹した製品に仕上がっている。

  • ちなみにTaichiブランドは今年でちょうど10周年だった

    ちなみにTaichiブランドは今年でちょうど10周年だった

1つめの製品は「Taichi 360 Holo」である。デザイン上の大きな特徴は、水冷ブロックのところに、まるでホログラムのように映像が浮かび上がっていること。水冷ブロック上に、LEDが1列に並んだブレードを搭載しており、これが高速回転することで、目の残像によって映像が見える、という仕組みだ。

  • 「Taichi 360 Holo」。36cmラジエータを搭載する簡易水冷だ

    「Taichi 360 Holo」。36cmラジエータを搭載する簡易水冷だ

  • 水冷ブロック上に、こんな感じで映像が表示されていた

    水冷ブロック上に、こんな感じで映像が表示されていた

  • 映像の正体はこれ。ブレード上にLEDが搭載されている

    映像の正体はこれ。ブレード上にLEDが搭載されている

<動画>シャッタースピードの都合でやや分かりにくいが、肉眼だと、もっとハッキリ見える

じつはこのLEDブレードは、水冷ブロックに内蔵したファン上についており、それで回転している。製品の検討段階では当初、流行の液晶画面を搭載するアイデアもあったが、ユーザーからの意見で、より性能重視のファンを採用することになったそうだ。こちらは年内の発売を目指しているとのこと。

  • 4cm厚ラジエータと、フレーム一体型ファンを搭載する

    4cm厚ラジエータと、フレーム一体型ファンを搭載する

もう1つは「Taichi Aqua 360 LCD」だ。この製品の特徴は、簡易水冷ながら、本格水冷っぽさを取り入れていることである。チューブの途中には、フローインジケータを配置。透明な水冷ブロックも採用しており、好みに応じて、その上に液晶ディスプレイを重ねることも可能だ。

  • 「Taichi Aqua 360 LCD」。こちらも36cmラジエータのモデルだ

    「Taichi Aqua 360 LCD」。こちらも36cmラジエータのモデルだ

  • 簡易水冷としては珍しく、フローインジケータまで搭載する

    簡易水冷としては珍しく、フローインジケータまで搭載する

  • 内部の冷却液が見える透明な水冷ブロックを採用している

    内部の冷却液が見える透明な水冷ブロックを採用している

さらに、デュアルポンプを搭載。片方が故障で止まったらアラートを出すので、もう片方が頑張っている間に、システムを安全にシャットダウンさせれば良い。故障でいきなり落ちることがないので、信頼性を重視する場合に良いだろう。こちらの製品については、夏の終わりくらいに出せれば、ということだ。