Patriotブースから新製品を紹介しよう。

XMP3.0対応のDDR5-8000メモリ「Viper Xtreme 5」

Patriotと言えばメモリーだが、今回は2製品。ハイエンド向けが「Viper Xtreme 5」で、もう一つはメインストリーム向けで「Viper Elite 5」。ともにLEDあり/なしモデルを用意している。

  • COMPUTEX TAIPEI 2023 - Patriot、DDR5-8000高速メモリや意外なCPUクーラー参入も

    ゲーミング向けDDR5メモリの新製品

「Viper Xtreme 5」はIntel XMP3.0対応。クロックがDDR5-7600、7800~8000、容量が32GB、48GBキットとある。大型のヒートシンクで、LEDライトバーの形状も蛇の頭をイメージさせる。

  • 上位製品の「Viper Xtreme 5」

「Viper Elite 5」はIntel XMP3.0およびAMD EXPO両対応。クロックはDDR5-5600~7000。容量は16~64GB、48GB、96GBキットで展開される。Viper Xtreme 5と比べるとヒートシンクの高さが抑えられており、空冷CPUクーラー装着時の干渉を抑える設計だ。

  • 「Viper Elite 5」

Phisonコントローラの「Viper PV553」、MaxioコントローラのGen5 SSDも

SSD製品では、PCI Express Gen5世代のモデルが2つ展示されていた。

一つはハイエンド向けのモデル「Viper PV553」。コントローラはPhison製。容量は1TB~4TBで展開予定。4GB DDR4キャッシュ(2TBモデル)を搭載。発熱量は大きいとのことで、小径ファンを搭載するヒートシンク付きで販売予定だ。小径ファン用に別途、電源ケーブルをマザーボード上のヘッダーに接続する必要がある。転送速度はリード12.4GB/s、ライト11.8GB/s。

  • Phison製コントローラでDRAMキャッシュ搭載、ハイエンドモデル

  • 小径ファンが付くことで背が低くおさえられている

もう一つはメインストリームゲーマーに向けたモデル。まだ製品名はなく「M.2 2280 PCIe Gen5 x4 SSD」とされていた。コントローラはMaxio Technology製で上位のViper PV553よりは発熱量が小さく、ヒートシンクなしで販売される予定とのこと。マザーボード上のGen5対応M.2スロットに装着されているヒートシンクでカバーできる範囲の発熱量とみられる。容量ラインナップは1TB~4TB。DRAMキャッシュは非搭載。転送速度はリード12GB/s、ライト10.5GB/s。

  • Maxio製コントローラ&DRAMレス。Gen5 SSDの普及帯向け

PatriotがCPUクーラーに参入!?

Patriotで新ジャンルの製品となるのがCPUクーラー。今回展示していたのは空冷CPUクーラーだが、水冷CPUクーラーにも挑戦したいとのこと。

  • Viperの空冷CPUクーラー

空冷CPUクーラーだが、現在のところまだ「Viper CPU Cooler」としか記載がなかった。シングルタワーだがデュアルファン仕様で、フードを付けることでエアフローの効率を高めている。ヒートパイプは6本で、CPU接触面はダイレクトタッチ。冷却性能は最大TDPが200Wとされる。現時点ではLGA115x/1200/1700/2066、AM2/AM4/AM5対応。ただしリリースタイミングで新ソケットが登場するような場合は対応させたいとのこと。カラーリングはシルバー&ブラック。Patriotのメモリ製品と合わせて、デザイン統一できる。

  • ヒートパイプは6本。デュアルファンに整流カバーを加えて性能を訴求

  • メモリと合わせてデザイン統一したいといったユーザーの声に応える