SilverStoneは今年が20周年ということで、ブースのテーマは「伝統と新技術の融合」となっていた。それを象徴するのが、ひときわ異彩を放っていた「SST-FLP01」である。スタイルはなんと、昭和世代にはお馴染みの某国民機風。20年どころか、30年くらい遡ったような外観だが、なんと製品化を検討しているという。
目をひくのは、フロントの5インチフロッピーディスクドライブのように見えるところ。ここは当然、フロッピーではないのだが、上段は5インチベイ、下段はI/Oポートになっている。こんな見た目でも、ちゃんと最新のUSBタイプCポートが使えるのだ。なお、この製品の型番(FLP)は、"フロッピー"から来ている。
ただ、ケースの中身自体は、現代のスタンダードなスペックで、水冷にも対応する。横置きのケースの上には、液晶ディスプレイを乗せて使うこともできる。製品の発売時期については未定。展示機のカラーはホワイトだったが、実際の製品ではアイボリーも検討しているという。これは期待しかない。
※筆者は当時、X68000ユーザーだったため、使ったことはないのだが