iPhoneに付属の「カメラ」、写真(静止画)だけでなくビデオ(動画)も撮影できる兼用タイプのアプリ。といっても要領はほぼ同じ、写真にするのかビデオにするのか決めた上でシャッターボタンを押すだけ、あとはiPhoneを構えればOKです。

撮影フォーマットを写真からビデオに、ビデオから写真に変更する場合は、シャッターボタンの上にある「ビデオ」や「写真」と書かれたモード切り替えボタンをタップしますが、撮影中はモード切り替えできません。しかし、ビデオ撮影中でも写真を撮ることは可能です。

その手順はシンプルそのもの、ビデオ撮影中に停止ボタン(赤い四角形)の右横、iPhoneを水平方向にかまえている場合は上に表示されている白い丸のシャッターボタンをタップするだけです。連射には対応しませんが、撮影後のビデオから静止画を切り出したり、スクリーンショットを撮ったりしなくても、独立したファイルの写真としてカメラロールに保存されます。

ただし、解像度とフォーマットに関する制限があります。iPhone 12 Proを例にすると、写真モードで撮影した写真は4,032×3,024ピクセルですが、ビデオ撮影中に撮影した写真は3,520×1,980ピクセルとなります。適用される画像フォーマットも、『設定』→「カメラ」→「フォーマット」画面で設定した内容(高効率=JPEG、互換性優先=HEIF)にかかわらず、JPEGが適用されます。

シャッター音がしないことにも要注意です。言い換えれば写真を撮影したことの手応えがないため、何度か白丸のシャッターボタンをタップしてしまうかもしれません。

反対に、写真(静止画)モードのときにビデオを撮影したくなった場合には、シャッターボタンを長押しします。ビデオ撮影を終える場合は、シャッターボタンから指を離します。これはiOS 13のときに追加された「QuickTake」と呼ばれる機能で、XS以降のiPhoneでサポートされています。

  • ビデオ撮影中でも写真を撮ることができます