Phoronixは5月3日(米国時間)、「Microsoft Prepping Linux For Running As 64-bit ARM Hyper-V Guest - Phoronix」において、最近Linuxカーネル5.13に取り込まれたMicrosoft Hyper-Vに関する変更を引き合いに出し、MicrosoftがMicrosoft Hyper-VおよびMicrosoft AzureにおけるLinux ARM64版のサポートを進めていると指摘した。

取り上げられているLinuxカーネル5.13の変更内容は、次のページからたどることができる。

Microsoftはこれまで、Microsoft Hyper-VおよびMicrosoft Azureにおいてx86_64版のゲストを利用することに焦点を当ててきた。しかし、ここ最近の取り組みから、Microsoftが仮想環境のゲストとしてARM64版のLinuxを動作させることに焦点を向け始めていることがうかがえるという。

仮想環境のゲストとしてARM64版Linuxをサポートする動きはM1 Macで活発になっている。Parallelsは先日、ARM版Linuxの実行をサポートしたParallels Desktop 16.5をM1 Mac向けに提供開始したばかり。VMwareも今年中にはARM版Linuxの実行をサポートしたM1 Mac向けVMware Fusionのパブリックテックプレビューの提供開始を発表しており、ARM版Linuxを仮想環境でサポートする動きが活発になってきている。