iOS 14で登場したアプリの管理画面「Appライブラリ」。ホーム画面最終ページのさらに次のページに位置し、インストールしたアプリをジャンル別のフォルダに自動分類してくれます。フォルダ内では利用頻度の高いアプリが優先的に表示されるため、よく使うものほどスピーディーに起動できるしくみです。
そのAppライブラリですが、分類や並び順は全自動です。iOS 14.5の現在、ユーザの意向を反映させる機能はなく、自分の好みでフォルダへの仕分けや並び順を変更することはできません。フォルダをカスタマイズする機能も用意されていないため、新規ジャンル/フォルダを作成したり、ゲーム用のフォルダを2つ用意したりすることはできない仕様です。
ジャンル/フォルダの並び順も、すべてiPhone任せです。「提案」と「最近追加した項目」フォルダは必ずAppライブラリの先頭に表示されますが、それ以外のジャンル/フォルダは起動回数や利用頻度、最近起動したかどうかのデータを参考に自動的に並べ替えられるため、昨日あった場所にアプリアイコンがない、という事態も珍しくありません。
Appライブラリは、ジャンルと利用頻度に応じてアプリを整理整頓してみせる機能であり、ユーザの好みで配置場所を決定できるホーム画面とは性格が大きく異なります。アプリを自分の思いどおりに並べたい、起動しやすい位置に配置したい、という場合はホーム画面にアプリを移動させるしかありません。
なお、Appライブラリには「削除するつもりはないけれどホーム画面に表示したくないアプリの保管場所」としての役割もあります。ホーム画面とAppライブラリそれぞれの長所を生かしつつ、うまく使いわけましょう。
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Appライブラリでは、アイコンの並び順を自由に変更できません
