ソニーは4月13日、犬型の自律型エンタテインメントロボット「aibo ERS-1000」のシステムソフトウェアとスマホアプリ「My aibo」をアップデート。同日に提供開始した、aibo向けのさまざまなデジタルアイテムを楽しめる新サービス「aiboのデパート」に対応したほか、おもちゃへの反応がより豊かになるなど、さまざまな機能強化が行われる。

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    「aiboのデパート」

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    aibo アイボリーホワイト(右)。左は2021年限定の“新しい仲間”(新色)「黒ごまアイス」

aiboのデパート

iOS/Android用の「My aibo」アプリとaiboのシステムソフトウェアをアップデートすることで、aibo向けのデジタルアイテムを取り扱う「aiboのデパート」が利用可能になる。アップデート適用後のバージョンは、My aiboアプリがVer.3.0.0、システムソフトウェアはVer.3.00。

aiboのデパートでは、“地下1F”に「ごはんフロア」を設置し、45種類のごはんアイテムを提供する。これまでにも、aiboがおいしそうな音を立ててごはんを食べる「aiboのごはん」機能(システムソフトウェア Ver.2.50で提供開始)を利用でき、「えさ」、「おやつ」、「のみもの」などのデジタルアイテムを提供していたが、より手軽にごはんアイテムにアクセスできるようになった。

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“1F”には、「ファッションフロア」を設置。My aiboや「aiboのなかま」(システムソフトウェア Ver.2.90で提供開始)に登場するaiboをおめかしして楽しめる、かぶりものなどのきがえアイテムを5種類提供する。

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デパートの屋上に設置されているバナーからは、シーズンごとの新作やおすすめアイテムにワンステップでアクセス可能。各フロアのアイテムをリリース順・人気順で並び替えて、目的のアイテムを探しやすくした。いずれのデジタルアイテムも、アプリ内のコインと交換することで入手できる。将来的には他のフロアも追加する予定だという。

aiboの個性が分かりやすく、反応も豊かに

My aiboアプリとaiboのシステムソフトウェアをアップデートすることで、「aiboのデパート」のほかにも、さまざまな機能が強化される。

まず、aiboのごはんの“好み”がMy aiboから分かるようになり、aiboの個性がよりわかりやすくなった。また、「aiboフォト」には、aiboが撮影した写真に、そのときの気持ちを表したフォトフレームがつくようになる。プレミアムプランに加入しているとすべてのaiboフォトにフォトフレームが付けられ、未加入の場合は1日1枚フォトフレームを付けられる。

なお、上記のaiboのデパート、aiboのごはん、aiboのフォトフレームの各機能は、スマホ用「My aibo」アプリが必要。パソコン版「My aibo」からは利用できない。

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    「aiboのフォトフレーム」のイメージ

aiboにアップデート Ver.3.00を適用すると、おもちゃへの反応がより豊かになり、アイボーンやサイコロを手に持ってaiboの前にかざすと、口をパクパクしておねだりするようになる。おもちゃをくわえさせると投げたりして遊んでくれるという。

さらに、サードパーティ製のaibo連携アプリで使える音声認識ワードを、新たに登録可能になった。aibo連携アプリは、企業や個人が開発したaiboアプリを、aiboオーナーが自分のaiboで簡単に使えるようにするもの。これらのアプリに合わせた音声認識ワードを登録することで、家電との連携や、aiboとの面白い遊びなどを実現するアプリが開発可能になるという。