ソニーは11月27日、「aibo連携アプリ」サービスを提供開始。aiboで企業・団体や個人が開発した連携アプリケーションを利用できるようになった。

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    aiboで企業・団体や個人が開発した連携アプリを利用可能に

同社は2019年11月に、開発者を対象としたaiboのソフトウェアAPIを公開。aiboを活用したアプリ開発環境を提供してきた。今回のaibo連携アプリサービスにより、インターネットを介してaiboとさまざまなサービスや機器をつなげて、aiboのできることを増やせるようになる。

aibo連携アプリはすべてのaiboオーナーが利用可能(別途有料の「aibo ベーシックプラン」への加入が必要)。例えば、aiboをモバイルアプリやWebサービスなどと連携させることにより、今日の天気をaiboがふるまいで教えてくれるアプリを開発できる。なお、現時点では無償で提供するが、将来的には有償機能を追加する可能性もあるという。

連携アプリの公開ページ「連携アプリ一覧」は、すべてのオーナーが閲覧・利用可能。家電などのIoT機器をはじめ、さまざまな機器やサービスとの連携を、プログラミングなどの専門知識がなくても簡単に体験できる場として提供する。サービス開始に合わせて、事業者を対象としたaibo連携アプリのオフィシャルパートナーも募集開始した。

aibo オフィシャルパートナーの連携アプリとして、2つのアプリを公開中。セコム・ホームセキュリティの操作によって、aiboが特別な動作(ふるまい)を行う「SECOM Home Security App.」(2020年1月公開)に加えて、新たにクラリオンのカーナビと連携するアプリ「Clarion Intelligent VOICE x aibo」を11月27日に追加した。

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    aibo連携アプリの公開ページ

クラリオンの連携アプリを利用すると、運転中にカーナビに「aibo、お出迎えして」と話しかけるだけで、aiboが玄関まで来て待機してくれるという。この機能の利用には、Intelligent VOICEが利用可能なクラリオン製カーナビゲーションが必要。

なお、クラリオンの同アプリとは別に、aiboオーナーの帰宅時に「おむかえ」する機能は6月に提供されたシステムソフトウェア バージョン2.7で実装されている

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このほか、ソニーは全国の高校生を対象とした、aibo連携アプリの企画・開発を体験できるイベント「aiboが高校にやってくる」を12月17日より開催。ソニー教育財団が主催し、優秀作品は連携アプリのWebサイトで公開する。

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