最新のiPhone 12 Proシリーズが搭載するLiDARスキャナとARを利用し、現代アート作品を目の前に表示して楽しめる新趣向のアプリ「AR×ART」(エーアールアート)をKDDIが発表した。無料の専用アプリ「AR×ART by augART」を導入すると、彫刻家の名和晃平氏が手がけた作品がARで現れる。利用は無料。

  • iPhone 12 ProシリーズのLiDARスキャナとARを利用し、現代アート作品を目の前に表示して楽しめる「AR×ART」がスタートした

  • 彫刻家の名和晃平氏が手がけた作品が楽しめる

AR×ARTで楽しめるコンテンツはおもに3つ。1つが「AR×ART COLLECTION」で、鹿やオブジェクトなどの名和氏の作品をARで目の前に表示できる。iPhone 12シリーズのLiDARスキャナを用いることで、床面認識の時間が必要なく瞬時にARコンテンツが出ることや、最初に認識した場所からオブジェクトがずれないといった特徴がある。

  • 専用アプリ「AR×ART by augART」では3種類のコンテンツが楽しめる。メインの「AR×ART COLLECTION」は、場所を問わず鹿などのオブジェクトがARで表示できる

2つめが、全国の特定の場所でのみ現れる白い神獣「White Deer」を探す「White Deer_AR」。東京都内では、銀座にオープンした「GINZA 456 Created by KDDI」のエントランスがある。

  • 日本全国の限られた場所でしか出現しない「White Deer」を探す「White Deer_AR」

3つめが、目の前のオブジェクトや人物が名和氏の代表シリーズ「PixCell」へと変貌する「PixCell_AR」。リアルタイムで3Dグラフィックスをレンダリングするため、iPhone 12シリーズなどの高性能モデルの利用を推奨している。こちらは2020年12月以降提供予定。