ヤマト運輸は11月4日、LINEが提供する音声応対AIサービス「LINE AiCall」を導入し、AIオペレータによる法人からの集荷依頼への対応を11月9日より開始すると発表した。同サービスにより電話対応の待ち時間を削減し、利用者のストレスの軽減につなげるとしている。同サービスは山梨県からスタートし、1月中には全国に拡大する計画。

「LINE AiCall」は、ユーザーの要望に対して自然な対話応答を実現するソリューションで、行政、飲食業界、カーメンテナンス業界などに導入されている。

同サービスの利用の流れは以下の通り。

  1. 法人の利用客が固定電話からヤマト運輸のフリーダイヤルへ電話をする(コールセンター受付時間:8:00~21:00、年中無休)
  2. 自動音声ガイダンスに従い、法人による集荷依頼を選択する
  3. AIオペレータに繋がるので集荷する場所や時間の要望を伝える
  • 同サービスの利用の流れ

また、同サービスの開始予定日と対象エリアは以下の通り。

  • 同サービスの開始予定日と対象エリア

同社は、今回の実績をもとに、個人の利用客の電話にもAIオペレータが対応できるよう、システムの改良を進めていく方針だ。