関西ペイントと日本IBMは10月29日、関西ペイントが全社的に取り組んでいるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向け、両社のパートナーシップを強化すると発表した。関西ペイントは「人と社会の発展を支える」を企業理念に掲げ、第16次中期経営計画(16中計)の重点施策の1つである「資本生産性・収益性の向上を伴う利益成長」の一環として業績改善分科会を立ち上げ、業務プロセス変革とITインフラの強化を進めるにあたり、日本IBMと戦略的パートナ―シップを強化する。

業績改善分科会は2020年4月に社長直轄プロジェクトとして発足し、現場の課題や改善提案を吸い上げるというボトムアップ型のアプローチを採用して活動を進めている。今回、関西ペイントはDXにおける包括的な契約を日本IBMと締結し、同社における協働の取り組みの第1弾として、2021年度末までに各種ITプラットフォームの刷新を実施する。

今後、関西ペイントは日本IBMとのパートナーシップを通じ、最先端のテクノロジーを活用することでDXを推進し、継続的な企業価値の向上を図る考えだ。