スターフライヤーと、プラネタリウム投影機「メガスター」シリーズの設計・開発を手がける大平技研は、飛行機の中でプラネタリウムを楽しめる周遊企画フライトを10月17日に共同で実施する。「高度1万メートルの機内でのプラネタリウム上映は世界初」だという。

  • Starlight Flight produced by MEGASTAR

    光学式プラネタリウム投影機「MEGASTAR CLASS」

  • Starlight Flight produced by MEGASTAR

    スターフライヤーの飛行機。今回の遊覧飛行では機内でプラネタリウムを楽しめる

イベント名は「Starlight Flight produced by MEGASTAR」。北九州空港から飛び立った飛行機で、九州~四国上空を約90分飛行。大平技研が開発した投影機「MEGASTAR CLASS」6台を使ったプラネタリウム上映を機内で実施する。

さらに、高度1万メートルの機外に見える星空を体験できるよう、機内の照明を特別に消灯。開発者でプラネタリウム・クリエーター 大平貴之氏による星空解説も行われる。

  • Starlight Flight produced by MEGASTAR

募集組数は39組(1組1~3人)を予定しており、後述のオプションを含めた4つのプランを用意する。料金は1組60,000円。Go Toトラベルキャンペーンの割引が適用できるという。8月28日13時~9月9日17時まで電話による応募受付を行う(平日・休日で受付時間が異なる)。当選者には後日当選メールを送信する予定だ。応募方法など詳細は特設サイトを参照のこと。

【訂正】アクセス集中のため、応募方法が特設サイトでの申込みから「電話受付のみ」に変更されました。(2020年8月28日 21:00)

フライト前には、一般公開されていない格納庫で飛行機を間近に眺められるオープニングセレモニーを開催。ウェルカムドリンクや大平貴之のトークショー、サイン会などのほか、バックヤードツアーやフルフライトシミュレーター体験等のオプションも用意する(バックヤードツアー、フライトシミュレーター体験は参加可能人数が限られる)。

  • Starlight Flight produced by MEGASTAR

    各プランの募集人数

メガスターとは

メガスターはプラネタリウム開発者で、大平技研の代表取締役も務める大平貴之氏が開発した、プラネタリウム投影機シリーズの名称。「天の川の微細な星の一粒一粒までもミクロン単位の点の集合体として表現しており、星空の奥行まで感じられるリアルな星空」を特徴としている。

  • Starlight Flight produced by MEGASTAR

    大平貴之氏

今回のフライトで使われるMEGASTAR CLASS(2016年発売、税込143万円)は、190×240mm(直径×高さ)、重さ4kgとシリーズ最小・最軽量ながら、一般的なプラネタリウム館などで使われているメガスターとほぼ同等という約100万個以上の星を投影できる光学式プラネタリウム投影機だ。

なお、メガスターシリーズはこれまでに世界13カ国の37施設に設置され、東京・江東区の日本科学未来館に設置されている「MEGASTAR-II cosmos」は、2004年に「世界で最も先進的なプラネタリウム投影機」としてギネスワールドレコーズに認定。また、持ち運びができるモバイルプラネタリウムとして、イベントやアーティストのコンサートなどでも広く使われている。