ソニーは、迫力ある低音と多色ライティングが楽しめるEXTRA BASSシリーズのポータブルBluetoothスピーカー「SRS-XB43」と「SRS-XB33」を7月3日に発売する。価格はオープンプライス、店頭価格(税別)は2ウェイの上位モデル「SRS-XB43」が23,000円前後、「SRS-XB33」が18,000円前後。カラーはブラックとベージュの2色。
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EXTRA BASSシリーズのポータブルBluetoothスピーカー「SRS-XB43」
従来モデルSRS-XB41/32の後継機種で、新たにスピーカーユニットの振動板(発泡マイカ製)の形状を丸形から非対称形(XB33)や超楕円形(XB43、ウーファー)に変更した「X-Balanced Speaker Unit」を搭載。重低音を響かせるExtra Bassモードも備えている。
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EXTRA BASSシリーズのポータブルBluetoothスピーカー「SRS-XB33」
振動板の形を変更した理由として、振動板を大きくして音質を上げつつ、コンパクトな本体サイズの維持を目指したと説明。スピーカーは振動板が空気を動かすことで音を出しているため、振動板の面積が拡大すると音圧があがり、音圧が同じなら振幅を減らすことで歪みを低減できる。
限られたサイズの中で面積を拡大するため、XB33は48×70mmの非対称形の振動板を採用したフルレンジユニットを2基搭載。フルレンジ単独でバランスよく高音質を響かせられるようにした。XB43は61×68mmの超楕円形の振動板を採用したウーファ×2とツイーター(約20mm径)×2の2ウェイ構成となっている。
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SRS-XB43の超楕円形の振動板
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SRS-XB33の非対称形の振動板
丸形ではないスピーカーユニットは音の歪みが生じやすいが、ソニーが長年培った特許取得のオーディオ技術を採用して高音質化を図っている。XB33の非対称形の振動板を採用したフルレンジユニットは、最適化された重量バランスのオフセンターユニット設計により、ボーカルのクラリティを向上させたほか、スピーカーユニットの先端を狭くすることで外側に音が広がり、音場再生の広がりがよくなっているという。XB43の超楕円形の振動板を採用したウーファは低域再生を向上させ、声に厚みが出るとしている。
X-Balanced Speaker Unitの採用に合わせて、パッシブラジエータのレイアウトを両サイドに変更。サイド配置にしたことで、XB33は面積が従来比54%アップ、XB43は同15%アップとなっており、クリアな低音を実現するという。
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SRS-XB43の内部構造
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SRS-XB33の内部構造
どちらもデジタルアンプS-Masterと、ストリーミング音楽サービスなどの圧縮音源を広がりのある音で再生できるという独自の音質補正機能「DSEE」を装備。ライブ会場にいるような臨場感が得られるという「ライブサウンドモード」も従来機と同様に搭載。DSP処理により歓声や拍手、余韻部分を上下/左右方向に拡散する機能で、再チューニングを施したことでコアとなるボーカルの明瞭度をキープしつつ音を広げ、臨場感を高めた。同モードは本体のオン/オフボタンで操作する。
本体はIP67の防塵防水で、海などでも使える防錆仕様。外装にファブリック素材を採用している。ライティング機能のデザインを刷新しており、XB43はマルチカラーのラインライトとスピーカーライト、ツィーターライトを搭載。XB33はマルチカラーのラインライトとスピーカーライトを備える。
Bluetoothの対応コーデックはいずれもLDAC/AAC/SBC。NFCペアリングにも対応する。複数台のBluetoothスピーカーを連携させて使う「ワイヤレスパーティチェーン」から光の動きや早さを進化させた「パーティーコネクト」に対応し、最大100台まで連携可能だ。なお、従来のワイヤレスパーティチェーンとの互換性はない。XB43はステレオミニ入力を備え、有線利用も可能だ。
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光の動きや早さを進化させた「パーティーコネクト」に対応する
充電端子はUSB Type-Cで、連続再生時間はどちらもStaminaモードで約24時間、EXTRABASSモードで14時間。充電時間は約5時間。XB43の本体サイズは325×117×123mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約2,950gで、USB Type-Cケーブル一体型のACアダプターが付属する。XB33の本体サイズは246×106×97mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約1,100gで、USB Type-Cケーブルが付属する。
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SRS-XB43の背面
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SRS-XB33の上面
