東芝ライフスタイルは4月27日、真空圧力IHジャー炊飯器の新製品を発表した。価格はオープン、発売日と推定市場価格(税込)は、フラッグシップモデルのRC-10ZWPが7月上旬で143,000円前後、スタンダードモデルのRC-10VRPが6月上旬で36,000円前後、同じくスタンダードモデルのRC-18VRPが6月上旬で40,000円前後。

ふっくらと粒立ちよく炊き上げる「炎 匠炊き」

  • フラッグシップの「RC-10ZWP」

  • グランホワイト

  • グランブラック

RC-10ZWPは、最大炊飯容量が5.5合炊きの真空圧力IHジャー炊飯器。最大1,420Wの大火力と火力の多段階調節によって、米の甘みを引き出す温度帯の時間を延ばし、従来機種よりもご飯の還元糖量(甘み)を約17%アップしたという。また、連続加熱・連続沸騰を行い、うまみ成分のおねばを引き出す。おねばが米を一粒一粒をコーティングすることで、粒感がありながらふっくらとして旨味のあるご飯が楽しめるとしている。

炊き分けメニューも進化。従来機種では、炊飯時に好みの食感を設定すると、炊飯時間が選べないという課題があった。そこでRC-10ZWPでは、火力調整、圧力制御、各工程の配分調整などにより、炊飯時間も食感も選べる「ねらい炊き」を新たに搭載している。

食感は「しゃっきり」「おすすめ」「もちもち」の3通り、炊飯時間は約30分から60分まで5分間隔で選択可能。食事のタイミングやおかずに合わせてご飯を炊ける。

  • RC-10ZWPの炊飯イメージ

このほか、従来は2人分相当の0.5合からしか炊けなかった「おかゆ」は、0.25合から炊飯可能となった。内釜に0.25合の水位線を追加し、1人分のおかゆでも気軽に作れる。

従来機種から継続の機能としては、「真空」技術を活用し、米の芯までしっかり吸水させる「真空αテクノロジー」などがある。炊飯時は「圧力可変コントロール」により、圧力をかけて高温で加熱。ふっくらと輝くご飯に炊き上げる。

  • 操作しやすい大型液晶タッチパネル

本体サイズは幅245×奥行328×高さ228mm、重さは約7.2kg。消費電力は1,420W、気圧コントロールは0.5~1.2気圧。炊き方は「かまど名人」コースが11通り、「ねらい炊き」コースが3通り、「甘み炊き」コースが3通り。内釜は、備長炭かまど本羽釜。底の厚さは7m、フッ素樹脂コーティングは5年保証。大型液晶タッチパネルを搭載している。

スタンダードモデルの「RC-10VRP」「RC-18VRP」

  • 「RC-10VRP」「RC-18VRP」のカラーは、ホワイト(左)とディープブラウン(右)

スタンダードモデルのRC-10VRPは5.5合炊き、RC-18VRPは1升炊き。どちらも「多段階火力調節」を搭載し、方式は真空IH、気圧コントロールは0.7~1.0気圧となっている。炊き方は「本かまど」コースが3通りと「甘み炊き」コースを搭載。内釜は、鍛造かまど銅釜。底の厚さは5mm。フッ素樹脂コーティングは3年保証。上位のRC-10ZWPが備える圧力可変コントロールや大型液晶タッチパネル、「ねらい炊き」コースは搭載しない。

RC-10VRPの消費電力は1,250W。本体サイズは幅264×奥行327×高さ217mm、重さは約4.7kg。RC-18VRPの消費電力は1,400W。本体サイズは幅295×奥行362×高さ256mm、重さは約5.8kg。