パナソニックは4月20日、「くらしに馴染む調理家電」をコンセプトにした可変圧力IHジャー炊飯器「SR-MP0」シリーズを発表した。大きく3モデルがあり、新制御の「Wおどり炊き」を搭載した上位モデル「SR-MPW0」シリーズ、同じく新しい「可変圧力おどり炊き」を搭載した「SR-MPA0」と「SR-MPB0」を用意。いずれも7月発売予定で価格はオープン。

  • 可変圧力IHジャー炊飯器「SR-MP0」シリーズ

3モデルとも、1気圧と1.2気圧の加減圧を繰り返す「可変圧力おどり炊き」技術を搭載。加減圧を繰り返すことで、内鍋の中で激しい対流を起こしてお米を踊らせる。これにより米が芯までしっかりと加熱され、甘みともちもち感の強い炊飯ができるという

新モデルでは可変圧力おどり炊きに新制御を導入。従来よりも早いタイミングで加減圧を行い、しっかりと米を加熱できるようになった。炊き上がりのごはんのハリが従来製品よりも約10%アップした。加減圧のタイミングを早めるため、おねばをフタ上部にためてスチーム加熱時にごはんへ戻す「うまみ循環タンク」の容量も20%アップしている。

このほか、水を十分に浸透させて米の旨みと甘みを引き出す「旨み熟成浸水」や、追い炊き行程で釜内を加圧・高温化させてごはんの甘みと食感を引き出す「加圧追い炊き」機能を搭載。その日の気分やメニューにあわせて「銀シャリ」、「かため」、「やわらか」、「もちもち」という4通りの食感に炊き分けられる。

上位のSR-MPW0シリーズは、新制御の「可変圧力おどり炊き」のほか、IHの切り替えによって外対流と内対流を高速変更しながら炊飯する「大火力おどりだき」技術も搭載。2つの対流制御技術を使って加熱時に鍋内で激しくお米を踊らせる「Wおどり炊き」に対応する。

  • 上位モデルのSR-MPW0シリーズ(ホワイト)

内鍋は熱伝導率の高いアルミと高発熱のステンレスを基材とし、内側はダイヤモンドハードコートでコーティング。外側には中空セラミックスとあめ色グラデーション塗装することで蓄熱性も高い「ダイヤモンド竈釜」を採用している。IHは内鍋全体を包みこむように配置した6段IHだ。操作パネルの液晶画面は、文字色と背景色のコントラストを高めて見やすい反転バックライト液晶となっている。

5.5合炊きのSR-MPW100と1升炊きのSR-MPW180の2モデルを用意。カラーはホワイトの1色。サイズと重量は5.5合炊きが幅27.1×奥行き35.2×高さ23.6cmで6.7kg。一升炊きが幅29.7×奥行き37.8×高さ26.9cmで7.9kg。

SR-MPA0シリーズ

SR-MPA0シリーズは新制御の「可変圧力おどり炊き」を搭載。内鍋の基材と内側のコーティングはSR-MPW0シリーズと同じだが、外側に中空セラミックスと金粉入りの金色塗装を採用している。IHは釜全体を覆う5段IH。5.5合炊きのSR-MPA100と1升炊きのSR-MPA180の2モデルを用意。カラーはブラックとブラウンの2色。サイズと重量は5.5合炊きが幅27.1×奥行き35.2×高さ23.6cmで6.5kg。一升炊きが幅29.7×奥行き37.8×高さ26.9cmで7.7kg。

  • SR-MPA0シリーズ(ブラック)

  • SR-MPA0シリーズ(ブラウン)

SR-MPB0シリーズ

SR-MPB0シリーズも新制御の「可変圧力おどり炊き」を搭載した可変圧力IHジャー。内釜やIHの仕様はSR-MPA0と同じだが、加圧追い炊きは非搭載。炊き分け機能も「ふつう」、「もちもち」の2通りとなっている。5.5合炊きのSR-MPB100と1升炊きのSR-MPB180の2モデルを用意。カラーはグレーの1色。サイズと重量は5.5合炊きが幅27.1×奥行き35.2×高さ23.6cmで6.4kg。一升炊きが幅29.7×奥行き37.8×高さ26.9cmで7.5kg。

  • SR-MPB0シリーズ(グレー)