米IBMとデルタ航空は1月8日(現地時間)、デルタ航空が顧客や従業員の体験を変革する上で量子コンピューティングの潜在能力を探ることを目的にIBM Q Networkへの参加を含むIBMとの複数年にわたる協調的な取り組みを進めていくと発表した。

IBM Q Networkは、量子コンピューティングの発展と実用的用途の探求を目的として、Fortune 500企業やスタートアップ企業、学術機関、研究機関から100を超える組織が参加するグローバルコミュニティ。

デルタ航空は、IBM Q Hub at NC State University(ノースカロライナ州立大学に設置したIBM Q NetworkのHub)を通じて、商用ユースケースや基礎研究にIBM Q Networkの世界最多の汎用ハードウェア量子コンピューター群を利用できるようになる。

そのうち1台は、最近発表された53量子ビットの量子コンピューターで、外部からアクセス可能な汎用量子コンピューターにおいて業界で過去最大の量子ビット数を誇るという。