パナソニックは、テクニクスブランドのDJヘッドホン「EAH-DJ1200」を11月15日より発売する。価格は税別18,000円。カラーはブラック。IFA2019に出展されており、今回国内での発売日と価格が決まった。

  • EAH-DJ1200

    テクニクス「EAH-DJ1200」

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    EAH-DJ1200

EAH-DJ1200は、累計50万台以上を販売し、世界中のDJに使われているというヘッドホン「RP-DJ1200」(1996年発売)をベースに音質・性能を向上させ, 「プロフェッショナルDJが求める性能を集約した」という新たなスタンダードモデル。既存のテクニクスターンテーブル「SL-1200MK7」との統一感を目指したマットブラックのデザインを採用した。

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    手前が1996年発売のRP-DJ1200。ヘッドバンドやイヤーカップのTechnicsロゴは紫色だった。奥が新製品のEAH-DJ1200で、ロゴはグレーに変わっている

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    EAH-DJ1200には、テクニクスターンテーブル「SL-1200MK7」との統一感を目指したマットブラックのデザインを採用

CCAWボイスコイルとPEEK振動板を採用した、新開発の40mm径ドライバーを搭載しており、2,500mWという大きな入力でも歪み無く再生できる能力を備える。大音量の環境下でも曲のテンポやピッチをモニタリングしやすいクリアな音質で、長時間でも聴き疲れしにくい低域と高域のバランスを追求した。

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    EAH-DJ1200の新開発40mm径ドライバー

ケーブルは着脱可能で、右チャンネルにロック機構付きのヘッドホンジャックを装備。イヤーカップはABS樹脂の一体構造で密閉度と剛性を高め、吸音材も導入して高い遮音性を実現。イヤーパッドとヘッドバンド部には、劣化しにくい合成皮革を採用した。

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    ケーブルは着脱可能

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    イヤーパッドが劣化すると右下のようになるが、EAH-DJ1200のイヤーパッド(左上)は耐久性を高めて劣化しにくくした

DJ用機能として、イヤーカップを回転させて片耳モニタリングするためのロック付き270度回転機構を備えており、耐摩耗性の高いステンレス軸とPOMワッシャーで耐久性を高めた。持ち運びやすいように折りたためる機構も備え、付属のキャリングポーチにコンパクトに収納できる。

再生周波数帯域は8Hz~30kHz、音圧感度は106dB/mW、インピーダンスは45Ω。ケーブルを除く重さは233g。長さ1.5mのカールケーブルと、1.2mのストレートケーブル、6.3mmの標準プラグアダプターを同梱する。

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    折り畳んでコンパクトに持ち運べる