ファーウェイ「HUAWEI P30 Pro」(HW-02L)
- 予約停止中(発売時期未定)
- オンライン販売額:89,424円
- 36回払い時の月額支払額:2,484円
- 「スマホおかえしプログラム」24回支払い時総額:59,616円
昨年のスマートフォン市場で、カメラ性能の高さで市場を席巻したファーウェイの「P20 Pro」、その後継機となる「P30 Pro」が夏モデルとして投入された。残念ながら、米政府の許可なく米企業から部品の調達などを禁止するエンティティーリストにファーェイが追加されたため、現在は予約停止・販売延期となっている。ただ、今後販売を再開する可能性もゼロではないことから、今回のファーストインプレッションに追加しておこう。
P20 ProではLeicaブランドのトリプルカメラが話題となったが、P30 Proではさらに1つ加えた「クアッドカメラ」を搭載している。
画面サイズは6.5インチで、上下左右に限界まで枠を狭めたフレームレスデザイン。上部はインカメラ部の水滴型ノッチが採用され、画面上をなるべく隠さないように大画面を活かせるようになっている。
解像度自体はフルHD+(2,340×1,080ピクセル)と、ハイエンドクラスでは最も低解像度。この画面上には、画面自体が振動してスピーカーとなるアコースティックディスプレイ技術のほか、画面下部にはGalaxy S10シリーズ同様のスクリーン内蔵式の指紋認証機能も搭載。本体背面などを使うことなく、ディスプレイ上で指紋認証が行える。
撮影中に少し気になったのが、リフレッシュレートの関係か、画面撮影時に走査線のようなムラが出てしまった点。見た目にはそれほど気にならなかったが、もしかするとゲームなどプレイする際に少し気になるかもしれない。
目玉となるカメラ機能は、2,000万画素の超広角カメラ、4,000万画素の広角カメラ、そして800万画素の5倍ズームカメラに加え、深度測定カメラ(ToF)が追加された。深度カメラを含めて4カメラと言えるのかは若干疑問ながら、1cmマクロを含め、超広角から5倍ズームという幅広い画角をカバーできるだけでなく、ARなどにも活躍するシステムを構築できているのは特徴的だ。
さらにISO感度も409600(!)と、これまで高感度スマホの代表格だったXperia XZ 2シリーズの51200と比べても3段上、デジタル一眼も含めれば、ソニー「α7SII」級の高感度だ。これなら、肉眼でほぼ暗闇に見えるシーンでも、昼間のように明るく写るだろう。実際の夜景撮影は試していないため、ノイズなどの実用性はグローバル版のレビューに譲るとして、カメラ最強スマホの座は引き続きP30 Proが占めることになりそうだ。ただ、繰り返すがP30 Proは現在予約を停止しており、発売時期未定のステータスとなっている。一連の事態が早く落ち着くことを期待したい。